ニュースレター(2012年1月18日1688.50ドル)バーナンキ議長講演が価格を押し上げる
週間市場ウォッチ
今週金曜日のPM Fix価格は、トロイオンスあたり1688.50ドルと、前週同価格から1.8%上げています。
週明け月曜日は、金価格はトロイオンスあたり1661ドルから1672ドルのレンジで推移するとこととなりました。上げの要因としては、先週の欧州中央銀行のドラギ総裁の経済先行きのポジティブな発言が、ユーロを上げ金を上げているというものです。それに対し、12月のFOMC議事録で明らかになった、金融の量的緩和が今年中に終了する可能性が金価格の上げを押し戻している模様です。
しかし、同日行われたミシガン大学でのバーナンキ議長の講演で、13年中に金融緩和の手を緩める可能性を示唆しなかったことで、ニューヨーク時間遅くから金価格を押し上げることとなりました。
翌火曜日も金価格は前日流れを受け継いで上昇することとなりました。同日の市場のニュースはプラチナ価格が10ヶ月ぶりに金価格を上回ったことでした。(詳しくは下記)また、前日ミシガン大学で行った講演で、バーナンキ議長が米国は財政面で他にも極めて重要な分岐点が多数迫っており、難局を脱したといえる状況ではないとしたこと。また、FOMC議事録で数人のメンバーが懸念していた量的緩和の副作用であるインフレに関しては、「インフレを誘発するという意見もあるが、個人的にはそうした兆候はあまり見られないと考えている。」とするなど、量的緩和の早期終結とは異なるコメントも、金価格を押し上げた模様です。
水曜日は、狭いレンジで取引が行われることとなりました。そのような中、ドイツ中央銀行が国外に保管している金の一部を自国へ持ち帰ると発表したことがニュースとなっていました。この詳細は、「2020年のドイツ金準備高の行方」をご覧ください。
木曜日に金価格は大きく動くこととなりました。まず、ロンドン時間昼過ぎに、米国主要経済指標である1/12までの週の新規失業保険申請件数が発表され、2008年1月以来の低水準となり、同時に発表された12月住宅着工件数も、2008年6月以来の高水準となり、金融量的緩和の必要性が後退したとし、金価格はトロイオンスあたり10ドルほど急落しました。
しかし、その後発表された1月フィラデルフィア連銀景況指数が-5.8と、前回と予想を大きく下回ったことから、経済の回復が依然として進んでいないものとし、金融の量的緩和の必要性を否定するものではなかったために、金価格はその下げを戻し、さらに上昇することとなりました。
金曜日は、ロンドン早朝に発表された中国の第四四半期GDPが予想を上回ったことが好感され、金価格は緩やかに上げたものの、ロンドンPM Fix価格発表前に下落を始め、ロンドン時間16時でも下げています。
その他の市場のニュース
- プラチナ価格が金価格を10ヶ月ぶりに上回ったこと。これは、アングロ・アメリカン・プラチナム(アムプラッツ)が、南アフリカの2鉱山の操業休止と1鉱山の売却、それによる1万4千人の人員削減を計画していることが伝えられたため、供給減(約12.4トン)を材料としたファンドの買いが入ったため。
- トムソンロイターGFMSが、最新レポートを発表し、中央銀行の金購入意欲と新興国の需要の強さから、2013年前半に史上最高の1900ドルに達すると予想し、年間平均金相場を1753ドルとしたこと。この詳細は、「トムプソンロイターGFMS最新レポート:投資需要が金価格を新記録へ押し上げることを予想」でご覧ください.
- 円建て金価格が、円安から直近の高値を更新。
- 日本銀行が来週の金融政策決定会合で、無制限の国債買い入れと物価目標を2%に引き上げることを検討していると伝えられたこと。
ブリオンボールトニュース
ブリオンボールトの米国市場責任者のミゲル・ペレス-サンタイヤのコメントが、今週ロイター通信と米国主要経済サイトのMarket WatchとInvestor's Business Dailyで取り上げられました。それぞれ記事全文(英語)は、下記のリンクでご覧いただけます。
- ロイター:金貨と銀貨の販売量は急増、しかしディーラは慎重な姿勢を崩さず
- Market Watch: 金価格は下げたものの需要の強さは持続
- Investor's Business Daily: プラチナを買う5つの理由
ブリオンボールトが毎月発表している金投資家インデックスの12月の数値について、今週イタリアの主要経済紙「Sole 24 Ore」が、「中央銀行とBRICが金価格を押し上げる」という記事で取り上げています。この記事の英文翻訳版は下記のリンクでご覧いただけます。
http://www.microsofttranslator.com/bv.aspx?from=it&to=en&a=http://www.i…
また、イタリア主要日刊紙の「La Stampa」においても、金投資家インデックスが取り上げられました。この英語版は下記でご覧いただけます。
市場分析ページには、下記の記事が掲載されました。
- ブリオンボールトリサーチ部門の「主要銀行による異なる2013年金相場の見通し」、「2020年のドイツ金準備高の行方」、「トムプソンロイターGFMS最新レポート:投資需要が金価格を新記録へ押し上げることを予想」
- スタンダードバンク東京支店長の池水雄一氏の「LBMA2013年相場予想」
- はじめての金読本より「円安ヘッジという役割」
また、今週の主要経済指標の結果と解説は、下記のリンクでご覧いただけます。
ロンドン便り
ロンドンは本日雪模様です。年に数回降るかどうかの雪に万全に備えることは予算的には難しいようで、このような積雪では公共交通網が麻痺してしま うことが多く、今日は英国の数千の学校が休校となっています。昨年は、英国のロンドンを含む南東部は、観測史上最高の降雨量となったのですが、こ の冬は年明けまでは暖冬だっただけに寒さが応えます。
*****************
金の購入または銀の購入をお考えですか。英国女王賞を受賞したオンライン金取引において世界一の実績を持つ、BullionVaultをお試しください。
BullionVaultでは、弊社サービスをご紹介いただいた方へ成功報酬をお支払いする、アフェリエイト・プログラムをご用意しています。ご興味がありましたら、こちらをご覧ください。




