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トムプソンロイターGFMS最新レポート:投資需要が金価格を新記録へ押し上げることを予想

貴金属コンサルタント会社トムソンロイターGFMSによると、継続的な金投資需要の強さが、2013年に金価格を史上最高値に押し上げる一つの要因となるとのこと。

GFMSは、「2012年金の最新レポート」を今週水曜日に発表した。これによると、金価格は2013年前半にトロイオンスあたり1900ドルまで上昇すると予想している。そして、このコンサルタント会社は、現在も継続するFRBや他の中央銀行による金融緩和政策は、金投資家へ金購入の機会を与え、2013年前半の金平均価格を1775ドルと予想している。

トムソンロイターGMFSの貴金属アナリストのグローバルヘッドである、Philip Klapwijk氏によると、「FRBの量的緩和プログラムの終結時期に関する様々な憶測が市場で広がっているようだが、超低金利が主要国において2013年中は継続する限り、低いリスクで確実な利回りを得られる金への投資家の興味の高さは継続することであろう。」としている。

重量における金投資は2012年に、前年比1.2%減少している。しかし、評価額においては、金価格の上昇などから約870億ドルと、史上最高値となっている。

また、中央銀行の需要は2012年536トンと、前年比17%となっている

しかし、中国の宝飾品需要は9年ぶりに減少に転じ、世界一の金消費国であるインドの需要も減少している。

ブリオンボールトがまとめている西欧の個人投資家の金投資への傾向を表す金投資家インデックスは、昨年12月に、5ヶ月連続で上昇し、過去12ヶ月で最も高い水準となったことが明らかとなっている。

トムソンロイターGFMSのRhona O'Connell氏は、「他の弱気市場となっているコモディティ商品に沿って金価格が長期間低迷することが良く見られるが、金のリスクヘッジ目的の投資資産という位置づけは変わっていない。」と述べ、「それは、金ETFとComexの金先物を比較すると明らかである。長期投資目的の金ETFの保有高のボラティリティは、投機筋の金の強気市場傾向を示すComex金先物のロングポジションと比較して顕著に低いものがある。」としている。

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