主要経済指標（1月7日～1月11日）

主要経済指標（1月7日～1月11日）

経済指標の解説は表の下をご覧ください。

日付	国	内容	前回（前回修正値）	予想	結果
7日	ユーロ圏	11月生産者物価指数（前年比）	2.6	2.4	2.1
8日	ユーロ圏	11月小売売上高（前月比）	-1.2（-0.7%)	0.3	0.1%
	ユーロ圏	11月小売売上高（前年比）	-3.6(-3.2%)	-2.7	-2.6%
	ユーロ圏	11月失業率	11.7%	11.8%	11.8%
9日	ドイツ	11月鉱工業生産（前月比）	-3.7%(-3.0%)		-2.9%
	ユーロ圏	第3四半期国民総生産（前期比）	-0.2%	-0.1%	-0.1%
10日	中国	12月貿易収支	196億ドル	197億ドル	316億ドル
	中国	12月輸出（前年比）	2.9%	4.0%	14.1％
	中国	12月輸入（前年比）	0%	3%	6％
	英国	BOE政策金利発表	0.5%	0.5%	0.5%
	ユーロ圏	欧州中央銀行金融政策発表	0.75%	0.75%	0.75%
	ユーロ圏	欧州中銀ドラギ総裁記者会見	下記を参照
	米国	1/5までの週の失業保険申請件数	37.2万件(36.7万件）	36.5万件	37.1万件
11日	中国	12月消費者物価指数（前年比）	2％	2.3%	2.5%
	中国	12月生産者物価指数（前年比）	-2.2％	-1.8%	-1.9%
	英国	11月鉱工業生産（前年比）	-3％	-1.9%	-2.4%
	米国	11月貿易収支	−422.4億ドル	-413億ドル	-487.3億ドル
	英国	第三四半期GDP（NIESR予測）	0.1％		-0.3%

8日発表のユーロ圏11月失業率は11.8%と過去最悪となった。また、同圏同月小売売上高は、0.1%増と7月以来4ヶ月ぶりに上向いた。しかし、前年比は-2.6%となっている。

9日発表のユーロ圏第三四半期GDPは-0.1%と、前月に続き経済規模が縮小したことが確認された。

10日発表の中国の12月貿易収支は、316億ドルの黒字と前回及び予想を大きく上回った。同国同月輸出は前年比14.1%増、輸入は6%増と予想を大きく上回った。

イングランド銀行は、政策金利を0.5％で据え置き、資産購入プログラムも3750億ポンドで据え置くことを決定した。

欧州中央銀行は、その政策金利を0.75%に据え置くことを発表した。その後行われた欧州中央銀行総裁のマリオ・ドラギ氏の記者会見の要旨は下記の通り。

• 経済統計・指標には安定の兆しが見られる。
• 経済は年内に段階的に回復する。
• ユーロ圏における経済の弱さは2013年も続く見通し。
• インフレ率は年内に2%を下回る見通しとし、インフレ圧力は引き続き抑制される見込みと述べた

先の記者会見後、ユーロは戻し、株価と共に金と銀を含むコモディティ価格全般が上昇することとなった。

米国1/5までの週の失業保険申請件数は、37.1万件と前回修正値及び予想を上回った。

11日発表の12月中国消費者物価指数は、前年比2.5％と前回及び予想を上回った。これは、28年ぶりの厳冬で、野菜の価格が上昇していることなどから。また、同国同月生産者物価指数は、前年比-1.9%とマイナスではあるが、前回より上昇。

英国11月鉱工業生産は、前年比-2.4%と前回から改善したものの、マイナス数値で、予想の-1.8%には至らなかった。

英国の第四四半期のGDPの予想値が発表され、前期比0.3%減と、経済が縮小していたことが明らかになった。そのため、2012年全体では、経済拡大はゼロでとの事。

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