金相場の最新情報
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GoldForecasterのJulian Philip氏は、昨今の金価格には何が起こっているのでしょうかと問いかけています。
金価格は、この夏、過去18ヶ月に及ぶ1050ドルから1250ドルのレンジを抜け出し、1350ドル台を固める前に、突然1360ドルへと急激な上げを記録しました。
この18ヶ月の間、市場は経済の回復が進むことを予測していました。しかし、その後、これまでの予測が決して正しくないと考えられる数々の兆候が、憂慮すべき米国の金融の量的緩和や諸外国の為替介入と共に見られるようになったのです。このようなことから、金価格は現在のレベルへと到達したました。
長期にわたり、金価格が1050ドルから1250ドルのレンジに留まったことより、宝飾業界やインドからの小売の需要を含む多くは、金価格は記録的なレベルからこの価格へ下がることを信じていました。しかし、価格が下げない中、徐々にこの高い価格のレベルが受け入れられ、宝飾業界からの需要が戻ってきました。金価格が大きく上げない限りは、このような需要の傾向は続くか、さらに高いレベルの需要が見られることとなるでしょう。
宝飾業界の需要が伸びてきた背景には、金価格が上昇し続けることにより、所有者が売却を先伸ばしにしたため、リサイクルされる宝飾品の量が減ってきたということもありました。新しく採掘される金の量には大きな動きが期待できない中、リサイクルされる宝飾品の供給が重要となります。現在の価格では、需要はリサイクル量に対応して下がるか、同等のレベルを保持されなければなりません。これ以上の需要の増加は、リサイクルへの売却を呼び戻すに十分な価格の上げが必要となります。
様々な需要が増加は、金価格上昇への圧力となります。金の限られた供給量に見合うためには、ある一定の需要は他の手段を選択せざるを得ないでしょう。
金市場の解説者は、金価格が上げるか下げるかに注目します。その理由は、先進国においては、収益を上げることが重要であるためです。そのために、テクニカルな分析が投資家にとっては必要となります。しかし、これは価格の動向の重要な要素ではなくなりつつあります。
トルコから東の国々においては、金購入の第一の目的は、資産保全と富さを表現するためです。投資家は、価格の上昇ではなく、下落することを憂慮します。そのため、金を購入するタイミングが重要となります。インドにおいては、金の需要は金価格が1050ドルから1250ドルの間へ留まったように、底値に着くまで待たれ、購入へと動くのです。
さらに東の国々においては、多くの国民が消費可能な所得を持ちながらも、貧しかった日々を記憶しているがために、貯蓄の必要性を認識しています。そのため、40%までの消費可能な所得は、銀行預金や金で貯蓄されます。中国が成長を続けるにつれ、より多くの人々は金投資へと向かうことでしょう。これらの購入者は、金で貯蓄をすることを望んでいるのです。価格や収益は、問題とはならないのです。しかし、価格が上昇傾向にあるため、これが正しい投資商品であると確信し、より多くの投資を行うのです。そして、より多くの金を購入することにより、さらに価格を上げることになるのです。しかし、このような増加する需要の中でも、金価格は大きな調整から無縁ではありません。それでは、需要の何がこの自然な状況を変えるのでしょうか。
市場にとって新しく、金価格が3倍となった背景は、中央銀行が金を売却することから、保持もしくは購入することへと変化したことです。中央銀行はその本質から、長期保持する目的で金を購入します。そして、価格が上昇したからといって、売却するという概念はありません。金は、外貨準備高に占める重要な資産であり、これは将来的に変わらないことでしょう。
金は、緊急時に備える資産として考慮されます。ワシントン合意が1999年9月26日に行われた際、中央銀行の売却量が、売却上限を設定することで制限されると考えられました。この上限は、金価格が200ドルレベルから上昇するために、十分に低いものでした。そして、金価格が1250ドルとなった2009年には、欧州中央銀行の金売却は全くなくなりました。
2007年からの金融危機を経験し、中央銀行は金の購入を真剣に始めたのでした。昨今新しい危機が訪れ、通貨への信頼が落ち、諸外国の財政難や金融の量的緩和への憂慮も高まりつつあります。これらの問題への解決策は、現れていません。そして、それぞれの国々が、自国の利益のみを考えている中、更なる世界的通貨危機の可能性が高まっています。
2009年以前は、中央銀行が売却することにより、400トンから500トンの金が市場に供給されました。この供給は今途絶えています。それに変わり、これらの中央銀行と更に多くの中央銀行(韓国中央銀行が現在考慮中)が購入を考えています。 過去18ヶ月の公となっている金の売却者はIMFで、403トンの売却計画を進めています。この計画の残り75トンが売却されることになります。この金が売却された後は、中央銀行には二つの選択肢のみが残されます。一つは、もし自国に金鉱があれば、その金鉱で産出された金を公開市場の価格を参考にして購入するというもの。そして他の選択肢は、公開市場で金を直接購入するというものです。
中央銀行は、目標とするレベルまで金を購入し続けることでしょう。ロシアは、その目標のレベルに達するには、現在の備蓄量の2倍以上を購入する必要があります。そして、発展途上国の中央銀行は、現在の備蓄量の5倍から10倍を備蓄することを望んでいます。これは、膨大な量です。特に、全世界で産出可能な金の地下埋蔵量は、約2万2千トン程であると考えられていることからすると。
公開市場での通常の購入方法は、限度額を表示して注文をいれ、この価格もしくは以下で売却者が現れるのを待つというものです。この方法においては、一月に購入できる量が定まりません。そして、中央銀行は価格を市場にあわせることはしません。そのため、価格が一時下げた際は、金市場を枯渇させ、他の新規購入者は価格を上げざるを得なくなります。そして、この方法は金価格を下方から支えることとなります。収益を上げることを目的とした購入者は、価格が上昇するとそれを更に押し上げます。限度額を設定する購入者は、この価格の動きに追随します。アジアの小売業者による購入の波は、一晩の間に価格を緩やかに押し上げることがしばしばあります。
それでは、金鉱で新たに産出される金もまた底をついた際、どこから供給が行われるのでしょうか。このような場合は、現在保有されている金のみが、この供給源といえるでしょう。そのため、明らかに高い価格でのみ売却は行われるでしょう。それでは、その高い価格とはいくらなのでしょうか。
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