金価格は年内に1400ドル超えもーGFMS(英国金属調査会社)
日経新聞によると、英国貴金属調査会社である、ゴールド・フィールズ・ミネラル・サービシズ(GFMS)のポール・ウォーカー最高経営責任者(CEO)は今週来日し、「金価格は年内にトロイオンスあたり1400ドルを超えても驚くに値しない。」と記者会見で述べたとのこと。
この理由は、投資家の先高期待が強いためであり、今後6ヶ月は下落よりも上昇リスクを軽快すべきだとも述べている。金価格上昇の背景については、欧州の財政問題やインフレ懸念、景気後退観測など様々な要因があると指摘。主要通貨に対する今後の価格見通しに関しては「すべての為替に対して強く推移する。ただ、円に対しては、強いか弱いか振れており微妙だ」と話した。
GFMSが13日に発表した2010年上半期報告書(日本語版)によると、10年の金需要は4389トンと前年比2.6%増える見通し。うち投資需要は1503トンで、前の年の4.3倍に急増した09年から7.6%増と「記録的な水準」に達する。価格上昇を背景に、生産者のヘッジ売り解消の動きも続く見通しだ。
さらに、GFMSの調査によると2009年の金鉱山の生産量は前の年に比べ7%増の約8270万オンスと4年ぶりに増加に転じた。生産量が最も多いのは中国(約1040万オンス)でオーストラリアや南アフリカ共和国、米国、ロシアなどが600万オンス以上生産した。
GFMSのポール・ウオーカー最高経営責任者(CEO)は「金価格の高騰で鉱山会社の採算が改善したことが生産量の増加につながっている」と指摘する。
GFMSの調査では、1オンスの金を生産する平均コストは535ドル(4~6月期)。1300ドル台後半の現在の金価格は生産コストを大きく上回る。
埋蔵資源の枯渇などで国別の生産順位は移り変わる。近年は中国やロシアの生産量の増加が目立つ。中国は07年に南アフリカを抜いて首位となった。一方、有力な鉱脈が減っている南アフリカや北米では生産が細っている。
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