欧州の公的債務によるユーロへの不安から、4月から6月の金需要は4割増加となる
金の国際調査機関ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)と英貴金属調査会社ゴールド・フィールズ・ミネラル・サービシズが25日発表したレポートによると...
今年4~6月の金の世界需給統計によると、投資需要(特定できない部分を含む)は前年同期比42%増の608トンとなった。ギリシャの政府債務問題を背景に「無国籍通貨」としての需要が強まり、金現物や上場投資信託(ETF)への投資が増えた。
金の需要は全体で36%増の1050トンだった。宝飾品需要は5%減の409トンにとどまったが、投資需要の増加が減少分を上回った。工業用需要は14%増の107トン。
ETFを通じた金需要は約5倍の291トンに増えた。四半期ベースで過去最大だった09年1~3月期(465トン)に次ぐ過去2番目の規模。金地金は29%増の96トン、投資用金貨は22%増の69トンとなった。
WGCのマーカス・グラブ・マネージング・ディレクターは「欧州で公的債務やユーロに対する不安感が広まったため、(金貨やETFなどを通じた)小口投資が伸びた」とみている。
金の国際価格の指標となるニューヨーク先物(中心限月)は6月下旬に過去最高値となる1トロイオンス1266.5ドルを付けた。7月は欧州の政府債務問題がやや後退したことで調整局面が続いたが、今月に入って米国の景気減速懸念から再び上昇基調に転じた。24日の清算値は1233.4ドルと、最高値まであと30ドル程度に迫っている。
一方、宝飾品需要は金価格高騰の影響で回復が遅れている。最大の需要国であるインドの宝飾品需要は123トンと2%減少。中東や米国でも減った。中国の宝飾品需要は4%増の75トンだった。
WGCは「投資需要の増加と中国などの宝飾品需要の伸びを背景に、今年後半も金需要が伸びる」と予測している。
******************
金の購入をお考えですか。 英国女王賞を受賞した、信頼できるBullionVaultをお試しください。




