最も正確に金相場を予測しているアナリストが2011年の予測を引き上げ1400ドルへ
著名な金相場予測をするアナリストであり、ブルーンバークの金相場予想調査で過去3四半期にわたって最も正確な見通しを示したウニクレディトのアナリスト、ヨーヘン・ヒッツフェルト氏(ミュンヘン在勤)が、2011年の相場平均予想を12%引き上げ、1オンス当たり1400ドルとした。
ヒッツフェルト氏は6日のリポートで、金相場の平均が12年に1600ドルに上昇するとの見方を示した。11年の従来予想は1250ドルだった。金現物相場はロンドン時間午後3時45分(日本時間同11時45分)現在1249.75ドルと、6月21日に付けた過去最高値の1265.30ドルを1.2%下回る水準。
政府の景気刺激策の影響に対する懸念や中国の需要拡大観測を背景に、年間ベースの金相場は今年、10年連続で上昇する可能性がある。中国はインドに次ぐ世界2位の金購入国。米連邦準備制度理事会(FRB)は先月、米景気がリセッション(景気後退)に逆戻りするのを回避し経済成長を促すため国債の購入再開を決定。2009年3月以来となる新たな景気浮揚策を打ち出した。
ヒッツフェルト氏は「金相場はかつて、国債の貨幣化に極めてプラスの反応を示した」と指摘。「その間に、金市場に関心を持つ中国の投資家が増えている。世界市場では中国の需要が拡大しているとの感触が強まるだろう」との見方を示した。
世界最大の産金国である中国は先月、金融機関による金の輸出入拡大を促すとともに外国企業による取引機会を拡充する計画を発表した。
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