備えあれば浮かれるも良し
初心者にも分りやすい金のブログとして、経済アナリスト、そして金市場の第一人者の豊島逸夫氏にも推薦されている「はじめての金読本」で、昨今上昇を続けていた株式市場と、その影響を受ける金市場を解説し、さらには債券市場の行方にも注目し、長期保有目的の金現物投資の位置づけについて提言しています。



米国NYダウの史上最高値更新が続いています。「青天井」などという言葉が聞こえ始めたほどで、いよいよバブルの匂いが強く漂ってきた感じ。
日本はアベノミクス効果で円安ドル高が進行し、株価の上昇基調が続いています。米国緩和マネーの受け皿にもなっている模様で、それだけ海外からの期待の大きさが伺えます。
結果、金から株式へという流れが勢いを増し、金価格には下押しの圧力が強くかかっています。その割に踏ん張っている印象が伺えるのは、中国、インドの現物需要が旺盛ゆえでしょう。
なにしろ金価格急落前の本年3月でさえ、中国の(香港経由)金輸入量は、昨年同月の3倍以上に膨らんでいますから、4月以降の需要の大きさは推して知るべし。
とはいえ金から株式へという流れに逆らって、短時日で金価格が上昇トレンドに復帰するとは 正直、なかなか考えにくいことではあります。
ただ、落ち着いて目を凝らしておきたいのは、不安やリスクが消えた訳ではないということです。現在の日米株式市場の輝かしいばかりの好調は、巨大な量的緩和によってもたらされているからで、ゆえにいつか終焉を迎える時が来るからです。
もうひとつ、大事なことがあります。
このまま株式市場の好調が続くのであれば、これまで国債に逃げ込んでいたマネーだって、じわりと動き始める可能性があることです。国債から株式へという流れが本格化すると、すでに新聞紙面に関連記事が出ていますが、景気回復前に金利が上昇する懸念もあります。
国債の問題はアベノミクスのアキレス腱ですが、この話は長くなりそうなので、稿を改めます。
いずれにしても、金現物は長期の資産です。株式で攻めるも良し、しかし、資産の一部は、将来の万一に備えて保有しておきたいもの。安値に沈んだ時は、買い時でもありますしね。
本日はここまで。ではまた来週お会いしましょう。
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