世界銀行ゼーリック総裁が金本位制議論を提言
ファイナンシャルタイムズへの寄稿で、7日世界銀行のゼーリック総裁が、主要諸国は通貨の動きの指標として、時代にあった金本位制を再考すべきだと言及した。
2007年から世界銀行の総裁を務めるぜーリック氏は、1971年に崩壊した固定相場制であるブレトンウッズ体制に代わる、変動相場制のブレトンウッズII体制が必要であると述べた。
前米国国務副長官であるゼーリック氏は、この新しい協定においては、ドル、ユーロ、円、英ポンド、中国の人民元を基軸とする新たな通貨体制の確立に踏み出すべきだと提言した。そして、この体制においては インフレ、デフレ、将来的通貨価値についてのマーケットの期待感を測る参考指標として金の使用も考慮すべきだと述べている。
そして、「教科書では金は古い通貨と見なされているが 今日市場は金を代替的通貨資産として扱っている。」とも続けている。
またロイター通信によると、世界銀行のゼーリック総裁は10日、金本位制の復活を支持しているわけではないが、政策当局者は金が重要な存在であることを認識する必要がある、との考えを示した。
これは、世銀とシンガポール政府が主催したインフラ関連の会合で述べたもの。
同総裁は、各国は為替相場の先に目を向け、経済ファンダメンタルズに焦点を合わせることが重要だと指摘、「固定相場制に戻ることができるとは思わない。それは金が基準になる」としながらも、「市場はすでに金を代替的な金融資産として使用している。それは信頼感が低いためであり、われわれは問題を解決する必要がある」と述べた。
さらに「意識されていない重要な存在がいる。当局者はそのことを認識してほしい」と述べた。
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