世界金需要2012年の動向(2)~インドと中国~
初心者にも分りやすい金のブログとして、経済アナリスト、そして金市場の第一人者の豊島逸夫氏にも推薦されている「はじめての金読本」で、2012年の金需要のデータの中でも、金の世界第1と第2の消費国であるインドと中国に注目し、その総量が金供給に対してどのようなものなのかを比較し、解説しています。

世界金需要2012年の動向の続きをやります。今回は、需要大国のインドと中国を取り上げます。
前々回の(1)で、少しだけ触れたかと思いますが、2012年通年の鉱山生産量は、2847.7トンです。そしてリサイクル量はといえば、1625.6トンです。まず、この数字を覚えておいてください。
では、インドと中国の民間の金需要は何トンか。インドが864トン、中国が776トンです。二カ国合わせて1640トンになります。つまり、高値で出て来るリサイクル分が、この二カ国の国民の胃袋にそっくり収まります。
なかでも中国は金取引を解禁して、まだ10年。インフラ整備が進んだのは、この3、4年のこと。あたかもブラックホールのように、中国国内に金現物が吸い込まれて行っています。近い将来、中国一カ国の需要だけで、1000トンの大台に乗っても驚きはしません。
そして残るのは鉱山から出て来る新産金だけです。
鉱山から出て来る2850トン弱の新産金を、新興国を中心に中央銀行が買い続け、その他の国の富裕層が買い続けているわけです。
需給構造が10年前とまるで変りました。
今回はここまで、と言いたいところですが、せっかくなので、インドと中国のこの10年間の個人需要の推移をご覧ください。
では、またお会いしましょう。
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