金市場ニュース

ニュースレター(2012年11月9日)1738.25ドル

週間市場ウォッチ

今週金曜日の金価格は、PM Fix価格がトロイオンスあたり1738.25ドルと、前週同価格から3%上げています。

週明け月曜日は、先週金曜日の下げの自立反発で、金曜日のトロイオンスあたり40ドルほどの大幅な下げを10ドルほど戻すこととなりました。

火曜日は、米国大統領選の結果を市場が待つ中、金価格が1700ドルへと緩やかに戻す中、ストップロスが入り、裁定取引のショートポジションの買戻しにより、トロイオンスあたり1719ドルまで急上昇することとなりました。

水曜日は、米国大統領選挙の結果を受けて、現FRBバーナンキ議長の再任を否定していたロムニー候補者が選出されなかったことは、金融の量的緩和継続という判断から、ロンドン午前中金は上昇しましたが、午後ニューヨーク市場が開けると共に金価格は急落することとなりました。これは、大統領選と共に行われた米国議会選挙において、選挙前同様に上院は共和党、下院は民主党が優勢となり、そのために米国において年末に迫る「財政の崖」への対応が鈍るとの憂慮から、リスクオフが進み、株式市場が下げ、金も売られることとなったためでした。

また、同日予定されていたギリシャの財政緊縮策関連法案が可決されるかどうかという懸念も、リスクオフを進めた模様です。

木曜日金価格は、ロンドン時間午後に価格を上げることとなりました。これは、オバマ大統領が再選されたことによる、金融の量的緩和継続と、それによる通貨安への懸念から、金購入が進んでいることが根底にあるようですが、昨日は、ニューヨーク市場で一つの噂が広がったことも要因であると、スタンダードバンク東京支店長の池水雄一氏が、そのブルースレポートでも触れています。

その噂とは、著名ヘッジファンドマネージャーのジョージ・ソロス氏が金を購入しているというものでした。そのために、市場心理も強気になっていた模様です。

昨今、ユーロとの正の相関関係を強めていた金ですが、昨日はギリシャ問題でユーロが売られる中、上昇するという、昨年夏史上最高値を付けた時同様の独自の動きが見られることとなりました。

金曜日は、終日狭いレンジで取引が行われることとなりました。

その他の市場のニュース

  • ギリシャの歳出削減と構造改革の関連法案が、5日に提出され、7日に採決されたこと。
  • 香港から中国への金の輸出が、約70トンと前年同月比23%増となったこと。
  • 英国のイングランド銀行と欧州中央銀行が政策金利を据え置き、イングランド銀行はその資産買取りを通じた量的緩和枠も、3750億ポンドに据え置いたこと。

ブリオンボールトニュース

今週、ブリオンボールト金投資家インデックスの10月の数値が発表され、ダウ・ジョーンズを通じて配信されました。この数値は、9月の52.5から56.0に上昇し、個人投資家の金投資への強気姿勢が示されることとなりました。また、同月ブリオンボールトの顧客保有金総量が100万オンスを越えたことも、同時に伝えられています。これを伝える数々のサイトの記事全文(英語)は、下記のリンクでご覧いただけます。

http://www.wealthbriefing.com/html/article.php?id=50631

http://www.individual.com/storyrss.php?story=166094469&hash=a7f7782435f…

世界最大の会計事務所であるDeloitte社が毎年まとめている、急成長する英国のテクノロジー会社トップ50社の2012年度が昨日発表され、ブリオンボールト社が14位にランクされました。このリスト(英語)は、下記のリンクでご覧いただけます。

今週市場分析ページには、下記の記事が掲載されました。

また、今週の主要経済指標の結果と解説は、下記のリンクでご覧いただけます。

なお、今週の市場を日本語で解説しているビデオは、下記のリンクでご覧いただけます。

http://goo.gl/Ab2tO

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ホワイトハウス佐藤敦子は、オンライン金地金取引・所有サービスを一般投資家へ提供する、世界でも有数の英国企業ブリオンボールトの日本市場の責任者であると共に、市場分析ページの記事執筆および編集を担当。 現職以前には、英国大手金融ソフトウェア会社の日本支社で、マーケティングマネージャーとして、金融派生商品取引のためのフロント及びバックオフィスソフトウェアのセールス及びマーケティングを統括。

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