ニュースレター(2012年10月26日)1716ドル
週間市場ウォッチ
今週金曜日の金価格は、PM Fix価格がトロイオンスあたり1716ドルと先週同価格から1.2%下げています。これにより、3週続けの下げとなりました。
今週金価格はトロイオンスあたり1700ドルの底値を2度試し、戻すこととなりました。
週明け月曜日は、先週末の下げをさらに下げて始まりましたが、その後買戻しが入り、価格を戻すこととなりました。
火曜日は、金価格は1705ドルまで大きく下げることとなりました。これは、米国主要製造業が相次いで業績見通しを下げたことなどから、株式市場では業績懸念が強まり売りが膨らみ、市場でリスクオフムードが広まり、商品全般が売られると共に、金も売られたためです。
また、米国格付け会社ムーディーズが、スペインのカタルーニャ州を含む5州を格下げしたことから、スペイン国債利回りが上昇したことも、リスクオフムードを進めた模様です。
水曜日は、連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を待つ中、緩やかに下げ、その発表が予想通りとなったところで、一時上げ下げはしたものの、価格を戻すこととなりました。FOMCの内容は、前回決定されたQE3を確認するもので、特に目新しいものはありませんでした。
木曜日は、IMFがポルトガルへの融資15億ユーロを承認たこと、またギリシャ情勢も協議の進展が伝えられ、ユーロ圏への市場の懸念が後退し、ユーロが上げる中金も上げることとなりました。
金曜日は、前日のギリシャにおける協議の中での意見の相違、ポルトガル情勢の懸念などが伝えられる中、ロンドン時間早朝に、再び1700ドルを試し、戻すこととなりました。これは、週末を控え利益確定の売りが優勢となる中、米国GDPが市場予想を上回るものであったことで、価格を戻すこととなった模様です。
市場ニュース
- IMFのデータによると、9月にブラジルとウクライナの中央銀行が金を計2トン買い増し、ロシア、ベラルーシ、カザフスタンが計4トンの金を売却し、ベネズエラが8月に3.7トンの金を売却したことが明らかになったこと。
- 英国と米国のGDP が共に予想以上となり、英国においては、前期比1%増と英国経済が、景気後退から脱出したことを示唆したこと。
- ドイツ連邦会計監査院が。連邦銀行が国外で保有している金準備を本国へ送還すべきという提言をしたことが伝えられたこと。詳しくは「ドイツ連邦監査院がニューヨーク連銀で保管されている金を本国へ送還することを提言」をご覧ください。
ブリオンボールトニュース
今週火曜日のジャパンタイムズに、弊社代表取締役のポール・タスティンの時事通信社によるインタビューが掲載されました。「金投資は通貨不安が沈静かするまでの『橋(つなぎ)』となってくれる」と語る、記事全文(英語)は、こちらでご覧いただけます。
http://www.japantimes.co.jp/text/nb20121023a2.html
先週日曜日の英国主要紙テレグラフで、地上に現存する金総量が減っているというレポートに関した記事で、それが金価格に与える影響を解説した、弊社リサーチ主任エィドリアン・アッシュのコメントが取り上げられました。記事全文(英語)はこちらでご覧いただけます。
http://www.telegraph.co.uk/finance/personalfinance/investing/gold/96241…
今週市場分析ページには、下記の記事が掲載されました。
- スタンダードバンク東京支店長池水雄一氏の「プラチナの需給」
- はじめての金読本より「現実的なリスクのヘッジに」
- ブリオンボールトリサーチ部門の「ドイツ連邦監査院がニューヨーク連銀で保管されている金を本国へ送還することを提言」
また、今週の主要経済指標の結果と解説は、下記のリンクでご覧いただけます。
なお、今週の市場を日本語で解説しているビデオは、下記のリンクでご覧いただけます。
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