金市場ニュース

ニュースレター(10月10日)1219ドル 世界経済への懸念から金相場が押し上げられる

週間市場ウォッチ

先週金曜日のPM Fix金価格は、トロイオンスあたり1219ドルと、前週同価格から2%の上げとなっています。

週明け月曜日は、前週の米雇用統計の結果を受けて大きく下げていた相場が、自律反発で上昇することとなりました。また、増加していたショートポジションの買戻しも起きていた模様です。

翌火曜日は、ドル安と株安が進み、金相場は更に緩やかに上昇することとなりました。この背景は、まずロンドン時間朝のドイツの鉱工業生産指数が、2009年1月以来の大幅な下げを見せたことや、IMFがユーロ圏、日本、ブラジルといった新興国の経済停滞の懸念から、世界の経済成長率を下方修正したため、安全資産としての金へと資金が動いたことからです。

水曜日は、市場注目のFOMCの議事録が発表され、その内容が世界経済の停滞を懸念するというハト派的なものであったことから、金相場は即座にトロイオンスあたり10ドルほど急上昇し、NY株価も上昇することとなりました。

木曜日は、ワシントンでのドラギ欧州中銀総裁の講演で、更なる量的緩和の準備があることが示されたため、対ドルユーロが下げ、金も多少下げる事となりました。

しかし、ドイツの4つのシンクタンクが、ドイツの経済先行きを下方修正したことなどから、ユーロ圏の経済の牽引役のドイツ経済の懸念はユーロ圏経済の懸念となり、世界株価が大きく下げる中で、金価格を支えることとなりました。

本日金曜日は、重要指標の発表がない中、前日の株価の下げがさらに進み、金価格は横ばい状態となっています。

 

ブリオンボールトニュース

今週火曜日に発表されたブリオンボールトがまとめる金投資家インデックスの9月数値について、下記の主要メディアが取り上げています。

また、この日本語プレスリリースは、金の情報を網羅しているゴールドニュースサイトでもご覧いただけます。

今週のブリオンボールト市場分析ページには下記の記事が掲載されました。

今週の主要経済指標の結果は、下記のリンクでご覧いただけます。

ロンドン便り

本日は、英国主要メディアはいくつかの興味深いニュースを伝えています。

まず、本日結果が発表された補欠選挙で、英国独立党の候補が始めて下院の議席を獲得したことが伝えられています。今回当選したカーズウェル議員は、実は保守党議員でしたが、欧州懐疑派であることからも、議員を辞職してEU離脱を唱える英国独立党の候補者として出馬をし、今回当選をしました。英国独立党にとっては初の下院議員となり、来年の総選挙を前に、追い風が吹いたといえるかもしれません。

次に、マララ・ユスフザイさんのノーベル賞平和賞受賞についてです。ご存知のように、彼女は全ての女性が教育を受ける権利を守る活動に10代前半から力を注ぎましたが、パキスタンの原理主義勢力のタリバンによってスクールバスに乗っているところを銃撃され、重傷を負いました。その後、治療と身の安全確保のために英国バーミンガムの病院に移送され、現在もこの地で生活をしています。

17歳でノーベル賞を受賞したのは最年少であるとのこと。重傷を負いながらも女性が教育を受ける活動を止めること無く、国連での演説などより一層活動の場を広げている彼女の前向きな姿は、教育を受けることが当然である英国の学生たちを含む多くの人々の力となっており、この受賞を大きく報道しています。

そして、最後にやはり女性の権利のために力を尽くしている俳優のアンジェリナ・ジョリーさんが、英国女王陛下からデイム(Dame)の称号を与えられたというニュースです。この数年は、英国の前外務大臣のウィリアム・ヘイグ氏とともに、紛争化の性暴力問題に関して活動を続けていたことからも、この栄誉を受けたのでしょう。

女性の権利を守るために活動する2人の素晴らしい女性たちの受賞は、未だ留まることのない世界での女性の権利への侵害がある中で、少なくとも一つの希望となることでしょう。

ホワイトハウス佐藤敦子は、オンライン金地金取引・所有サービスを一般投資家へ提供する、世界でも有数の英国企業ブリオンボールトの日本市場の責任者として、セールス、マーケティング及び顧客サポート全般を行うと共に、市場分析ページの記事執筆および編集を担当。 現職以前には、英国大手金融ソフトウェア会社の日本支社で、マーケティングマネージャーとして、金融派生商品取引のためのフロント及びバックオフィスソフトウェアのセールス及びマーケティングを統括。

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