金市場ニュース

韓国中央銀行が金準備を積み増す

韓国中央銀行が、2月に金準備を3ヶ月ぶりに20トン積み増したことを本日明らかにした。

世界で7番目の規模を持つ、韓国中央銀行の外貨準備高は、3200億ドルを超えており、今回の金購入は、そのポートフォリオを多様化することが目的としている。これにより、同中央銀行のの金準備高は104.4トンとなり、その評価額は2月末の段階で47億9千万ドルとなる。

韓国中央銀行による金購入は、2011年7月に13年ぶり行われて以来、2011年11月、2012年7月と11月に続き、5回目となる。

「金購入の目的は、外貨準備のポートフォリオを多様化するためであり、金価格の短期のボラティリティは考慮していない。」と、韓国中央銀行の投資ストラテジーチームの責任者であるLee Jung氏は述べている。

また、この動きは、経済の停滞と主要先進国の金融の量的緩和により、金の安全資産としての側面が魅力となったためとしている。

今回の金準備積み増しにより、世界の中央銀行によって保有されている金準備高の中では、韓国は34位となり、2012年末の36位からその順位を上げることとなった。

韓国の中央銀行は、そのポートフォリオに占めるドル建て資産の割合を下げようとしている。今回の金購入により、その準備高の外貨準備高全体に占める割合は、1.5%となり、前月の1.1%から上げることとなった。

この中央銀行の外貨準備高は、今年1月に3289億1千万ドルと過去最高値を記録した後、2月に15億1千万ドル下げ、3274億ドルとなった。これは、ドル高が進む中で、ドル建て資産ではない資産の評価価値が下がったためであると、韓国中央銀行は述べている。

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