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主要経済指標(2月4日~2月8日)

主要経済指標(2月3日~2月8日)

経済指標の解説は表の下をご覧ください。

日付 内容 前回(前回修正値) 予想 結果
4日 ユーロ圏 12月生産者物価指数(前年比) 2.1% 2.2% 2.1%
  ユーロ圏 ラホイ・スペイン首相とメルケル独首相会談      
  米国 12月製造業受注指数(前月比) 0.0%(-0.3%) 2.2% 1.8%
5日 英国 1月PMIサービス業 48.9 49.5 51.5
  ユーロ圏 1月PMIサービス業 47.8 48.3 48.6
  ユーロ圏 12月小売売上高(前年比) -2.6%(-1.9%) -1.1% -3.4%
  米国 1月ISM非製造業景況指数 56.1 55.8 55.2
  ドイツ 12月製造業受注(前年比) -1.0%(-0.9%) -1.2% -1.8%
7日 英国 12月鉱工業生産(前年比) -2.4% -2.1% -1.7%
  ドイツ 12月鉱工業生産(前月比) -2.9%    -1.0%
  英国 BOE政策金利発表 0.5% 0.5% 0.5%
  英国 資産購入プログラム 3750億ポンド 3750億ポンド 3750億ポンド
  ユーロ圏 欧州中銀金融政策発表 0.75% 0.75% 0.75%
  米国 2/3までの週の新規失業保険申請件数 36.8万件(37.1万件) 36万件 36.6万件
8日 中国 1月貿易収支 316億ドル 220億ドル 292億ドル
  中国 1月消費者物価指数(前年比) 2.5% 2.0% 2.0%
  米国 12月貿易収支 -487.3億ドル -458億ドル -385.4億ドル 

4日発表のユーロ圏12月生産者物価指数は、前年比2.1%と前回ど同レベルとなった。

また、同日行われたスペインのラホイ首相とメルケル独首相の会談後の記者会見では、スペインの汚職疑惑で国内有権者の信任度を下げているラホイ首相に対し、メルケル首相がラホイ政権の改革推進能力に全幅の信頼を置くと答えるなど、同政権をバックアップした模様。

米国12月製造業受注指数は、1.8%と前回を上回ったものの予想を下回った。

5日発表の英国1月PMIサービス業は51.5と、前回と予想を上回った。また、ユーロ圏の同数値も48.6と景況感の分岐点50を下回ったものの、前月と予想から改善した。

ユーロ圏12月小売売上高は-3.4%と、前回と予想から悪化した。この数値の前月比は、-0.8%と昨年4月以来の大幅な下げとなり、5ヶ月連続の下げとなった。

米国1月ISM非製造業景況指数は、55.2と前回と予想を下回った。これにより、拡大ペースが鈍化したことが明らかとなった。

6日発表のドイツ12月製造業受注は、-1.8%と前回及び予想から悪化した。しかし、前月比では0.8%の増加と、前月の-1.8%と比較してもビジネスが回復している兆候を示すこととなった。

7日発表の英国12月鉱工業生産は、前年比-1.7%と前回と予想から回復した。また、ユーロ圏の同数値は、前年比-1.0%と前回から改善しました。

英国政策金利は0.5%、資産購入プログラムは3750億ポンドと据え置かれた。また、欧州中銀金融政策発表でも、その政策金利は0.75%と据え置かれる。これは、15ヶ月連続。

ドラギ欧州中銀総裁の記者会見の要旨は下記の通り。

  • インフレ率は数ヶ月で2%を下回る。
  • これにより、金融政策をaccommodative(柔軟な量的緩和)に行うことができる。
  • 2013年後半には経済の回復が見られる。
  • 長期オペ資金の返済は金融市場の改善を反映している。
  • ユーロ圏の経済見通しは引き続き下向き。このリスクは、輸出需要が予想を下回り、構造改革の遅れ、地政学的問題、主要先進国の不均衡などで、商品や金融市場に影響を与える可能性がある。
  • 政策に関しては、構造改革と財政調整を行うことにより、雇用改善、経済成長や財政赤字を制御することができる。

米国2/3までの週の新規失業保険申請件数は、36.6万件と前回を下回ったものの、予想を上回る。

8日発表の中国1月貿易収支は、292億ドルと予想を上回ったものの前回から下げた。しかし、輸出と輸入は、それぞれ前年比25%増、28.8%増と予想を上回るものとなった。また、同国1月の消費者物価指数は、2.0%と前回から下げ、前月の2.5%から伸びが鈍化した。

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