ゴールドマンサックスが金価格見通しを引き下げる
主要投資銀行であるゴールドマンサックスが、昨日金投資の最新レポートを発表し、顧客に先物市場で金のショートポジショ持つことを勧めた。
このレポートでは、金相場サイクルの転換が加速していると指摘した上で、2010年10月に推奨した、ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門のロングポジション(買い持ち)を手じまうよう勧めた。
また、COMEXで、価格ターゲットをトロイオンスあたり1450ドルとした金先物のショートポジションを持つことを勧めている。その際、価格が予想に反し1650ドルへと上昇することにも備え、ストップロスを設定すべきと追記している。
このレポートでは、「ユーロ圏に関連するリスク回避の動きが再開し、米経済指標が低調でも、金相場の動向は過去一ヶ月変化しなかった。それは金保有への確信がいかに急速に低下しているかを示している。」と指摘している。
そして、キプロスの銀行支援が混乱し、米経済が停滞するなど、他の投資商品の投資環境が著しく悪化しない限り「金価格が急激に反発し上昇する可能性は低い。」との見方を示した。
そして、金相場の3ヶ月の見通しをトロイオンスあたり1530ドルと1615ドルから下方修正し、半年間の見通しは1600ドルから1490ドル、一年間の見通しについては1550ドルから1390ドルへとそれぞれ引き下げた。
主要ブリオンバンクのドイツ銀行は、一昨日2013年の平均金相場の見通しを12%下げ、1550ドルから1390ドルへと下方修正している。
また、ロンドンのマーケットメーカーであるUBSも、2013年の平均金相場をトロイオンスあたり1900ドルから1740ドルへと下げている。
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