金市場ニュース

主要経済指標(6月16日~6月20日)

日付 国名 内容 前回(前回修正値) 予想 結果
16日 ユーロ圏 5月消費者物価指数(前月比) 0.2% -0.1% -0.1%
  ユーロ圏 5月消費者物価指数(前年比) 0.7% 0.5% 0.5%
  米国 6月ニューヨーク連銀製造業景気指数 19.01 15.00 19.28
  米国 5月鉱工業生産(前月比) -0.6%(-0.3%) 0.5% 0.6%
17日 英国 5月消費者物価指数(前月比) 0.4% 0.2%

-0.1%

  英国 5月消費者物価指数(前年比) 1.8% 1.7% 1.5%
  ドイツ 6月ZEW景況感調査 33.1 35.0 29.8
  ユーロ圏 6月ZEW景況感調査 55.2 59.6 58.4
  米国 5月消費者物価指数(前年比) 2% 2% 2.1%
  米国 5月消費者物価指数(前月比) 0.3% 0.2% 0.4%
  米国 5月住宅着工件数 107.2万件(107.1万件) 103.6万件 100.1万件
  日本 日銀金融政策決定会合議事要旨 要旨は下記を参照    
18日 英国 BOE議事録 要旨は下記を参照    
  米国 FOMC政策金利発表 要旨は下記を参照    
19日 英国 5月小売売上高(前月比) 1.3%(1.0%) -0.5% -0.5%
  英国 5月小売売上高(前年比) 6.9%(7.4%) 4.8% 4.7%
  米国 週次新規失業保険申請件数 31.7万件(31.8万件) 31.5万件 31.2万件
  米国 6月フィラデルフィア連銀景況指数 15.4 14.0 17.8
20日 ユーロ圏 6月消費者信頼感 -7.1 -6.5 -7.4

17日の日銀金融政策決定会合議事要旨は下記の通り。(外為どっとコムより)

  • 本邦景気は基調的に緩やかな回復を継続している
  • 雇用者所得も緩やかに持ち直しているとの認識
  • 本邦景気の先行きについては緩やかな回復を続けていく公算
  • 2%の「物価安定の目標」の実現を目指し必要な時点まで量的・質的金融緩和を継続する
  • 経済・物価情勢について上下双方向のリスク要因を点検し必要な調整を行う
  • 海外経済は先進国を中心に回復しつつある

18日BOE議事録の要旨は下記の通り。

  • 政策金利の据え置きを9対0で決定した
  • 資産買い入れ枠の据え置きを9対0で決定した

また、FOMCでは、政策金利は0.00-0.25%と据え置かれ、量的緩和規模が450億ドルから350億ドルへと縮小された。その内容は、国債購入が250億ドルから200億ドルへ、MBS買い入れが200億ドルから150億ドルへと縮小。

FOMC後のイエレン議長の記者会見では低金利政策が長期的に続くという見通しが示された。記者会見の要旨は下記の通り。

  • 今年の成長見通しが3月時点から下方修正されたのは、第1四半期が予想外にマイナスとなったため。向こう2年間は通常の伸び率予想を上回る。
  • 緩和政策の解除を始めれば、失業やインフレが責務と一致する水準に近づいた後も、目標のフェデラルファンド(FF)金利を、FOMCが長期的に正常とみなす水準を下回るよう維持することが、経済情勢からみて当面、正当化される可能性がある。
  • FRBの債券及び証券の保有が以前膨らんでいることは、引き続き長期金利の下押し圧力となる見通し。
  • 労働市場の改善が続き、インフレ率が時間とともに目標に沿った水準で上昇するとの予想が裏付けられれば、資産買入れの縮小を継続。
  • 利上げ時期として、ガイダンスとは、「当面(considerable time)」が意味するものに機械的な公式などないということであり、すなわち経済動向次第だということ。

 

ブリオンボールト社のリサーチ部門は、オンライン金取引所有サービスを提供する世界有数の英国企業ブリオンボールトの、リサーチ・ダイレクターのエィドリアン・アッシュ、日本市場担当ホワイトハウス佐藤敦子を含む国際市場担当者によって構成されています。

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