主要経済指標(4月4日~8日)
日付 | 国名 | 指標名 | 前回(修正値) | 予想 | 結果 |
4日 | ユーロ圏 | 失業率 | 10.3%(10.4%) | 10.3% | 10.3% |
米国 | 2月製造業受注指数 | 1.6%(1.2%) | -1.6% | -1.7% | |
5日 | 米国 | 2月貿易収支 | -456.8億ドル | -462億ドル | -470.6億ドル |
米国 | 3月ISM非製造業景況指数 | 53.4 | 54.0 | 54.5 | |
6日 | ドイツ | 2月鉱工業生産(前月比) | 2.2%(1.8%) | 1.3% | |
ユーロ圏 | ECB月次政策理事会 | 要旨は下記を参照 | |||
米国 | FOMC議事録 | 要旨は下記を参照 | |||
7日 | 米国 | 新規失業保険申請件数 | 27.6万件 | 27万件 | 26.7万件 |
ユーロ圏 | ドラギECB総裁スピーチ | 要旨は下記を参照 | |||
米国 | イエレンFRB議長の会見 | 要旨は下記を参照 | |||
8日 | 英国 | 2月鉱工業生産(前月比) | 0.2% | 0.0% | -0.3% |
2月鉱工業生産(前年比) | 0.2%(0.1%) | 0.0% | -0.5% |
6日のFOMC議事録では、ハト派的内容が確認された。その要旨は下記の通り。
- 4月利上げの可能性をめぐり議論が交わされ、幾人かの当局者は誤ったシグナルを送ることになるとして、4月利上げに反対。一方で、一部当局者はデータ次第で4月利上げが正当化される可能性もあると主張。
- 幾人かは利上げに対する慎重なアプローチが賢明だとの見解を表明、もしくは4月にも目標レンジを引き上げれば緊急性を示唆することになり、適切ではないと考えられると懸念を示した。
- 多くの参加者は、世界の経済・金融情勢が依然として米経済の見通しに相当な下振れリスクをもたらしているとの見解を表明。
7日のイエレンFRB議長の会見の要旨は下記の通り。
- 米国は完全雇用に近い
- 世界の成長は比較的弱い
- 米労働市場に若干のたるみ
- 労働市場のさらなる改善目にする可能性
- 2%はインフレ目標であり、上限でない
- 金融政策は事前に定められたコースにない
- FRBは経済動向を非常に注意深く見極めるだろう