金市場ニュース

主要経済指標(2025年5月5日~9日)

日付 国名 指標名 前回(修正値) 予想 結果
5日 米国 4月サービス部門PMI 51.4 51.0 50.8
  米国 4月ISM非製造業景況指数 50.8 50.4 51.6
6日 中国 4月Caixinサービス部門PMI 51.9 51.8 50.7
  ドイツ 4月サービス部門PMI 48.8 48.8 49.0
  ユーロ圏 4月サービス部門PMI 49.7 49.7 50.1
  英国 4月サービス部門PMI 48.9 48.9 49.0
  ユーロ圏 3月卸売物価指数(前月比) 0.2% -1.4% -1.6%
  ユーロ圏 3月卸売物価指数(前年同月比) 3.0% 2.5% 1.9%
  米国 3月貿易収支 -1227億ドル (-1232億ドル) -1369億ドル -1405億ドル
7日 ユーロ圏 3月小売売上高(前月比) 0.3% (0.2%) 0.0% -0.1%
  ユーロ圏 3月小売売上高(前年同月比) 2.3% (1.9%) 1.6% 1.5%
  米国 FOMC後の政策金利発表 要旨は下記を参照    
8日 ドイツ 3月鉱工業生産(前月比) -1.3% 1.0% 3.0%
  ドイツ 3月鉱工業生産(前年同月比) -4.0%(-4.1%) -2.7% -0.2%
  英国 イングランド銀行政策金利発表 要旨は下記を参照    
  米国 新規失業保険申請件数 24.1万件 23.0万件 22.8万件
9日 中国 4月貿易収支(米ドル) 1026.4億ドル 890.0億ドル 961.8億ドル

7日のFOMC後の政策発表とパウエル議長の記者会見の要旨は下記の通り。

  • フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を全会一致で3会合連続で4.25~4.50%に据え置いた。
  • 経済は全体として「引き続き堅調なペースで拡大している」と指摘。関税導入を前にした駆け込み輸入の記録的な増加が第1・四半期の生産の低下に寄与したとの見方を示した。
  • 労働市場は引き続き「堅調」で、インフレ率は依然として「幾分高止まり」していると、3月の前回声明と同じ文言を繰り返した一方、今回の声明では今後数カ月でFRBに困難な選択を迫る可能性のあるリスクも強調された。
  • パウエルFRB議長はFOMC後の記者会見で、不確実性が経済政策の決定に影響を及ぼしていると認める一方、経済は依然として好調だと改めて強調。

8日のイングランド銀行の金融政策発表の結果は下記の通り。

  • 政策金利を0.25%ポイント引き下げ4.25%とした。引き下げは2会合ぶりで5対4で利下げを決定し、ディングラ委員とティラー委員は0.5%の利下げを主張し、チーフエコノミストのピル委員とマン委員は据え置きを支持。
  • ベイリー総裁は「ここ数週間で、世界経済がいかに予測不可能であるかが示された。だからこそ、さらなる利下げには段階的かつ慎重なアプローチを堅持する必要がある」と述べた。

 

ブリオンボールト社のリサーチ部門は、オンライン金取引所有サービスを提供する世界有数の英国企業ブリオンボールトの、リサーチ・ダイレクターのエィドリアン・アッシュ、日本市場担当ホワイトハウス佐藤敦子を含む国際市場担当者によって構成されています。

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