ニュースレター(24/06/2011)金価格1514.75ドル
週間市場ウォッチ
本日金価格は、ロンドンPM FIXがトロイオンスあたり1514.75ドルと先週末より1.5%下げています。
今週は、ギリシャ情勢や連邦公開市場委員会(FOMC)およびバーナンキ議長の講演を見守る中、金と銀の価格が大きく動きました。
まず、週明けは先週から引き続くギリシャ情勢を見守る中金価格は上昇しました。ここでギリシャ問題を解決する上の一つのハードルであるパパドレウ政権信任投票が21日に可決されました。これを待つ間、金は買われることとなりました。
22日には、英国イングランド銀行の金融政策委員会の議事録が公開され、先月の2対7から今月は3対6で金利が据え置かれたことから、金利引き上げの観測が遠のき、ポンドが対主要通貨で下げたことから、ポンド建てで965ポンドと市場最高値を更新しました。
また、同日には連邦公開市場委員会(FOMC)後のバーナンキ議長の記者会見に市場の注目が集まりました。これは、昨今の経済指標が米国景気の低迷を示していることから、今月末に終了する量的緩和(第2弾)後の政策に、どのような判断が行われるかが注目されたためでした。
この記者会見を待つ間、追加量的緩和の可能性などからも金は買われることとなりました。実際には、政策金利レートは0.00~0.25%と据え置かれ、量的緩和(第2弾)は今月末に終了し、連邦準備制度理事会(FRB)が保有する債券の償還分はそのまま国債の購入に振り向け(再投資)、回収は行われないという、予想通りのものとなりました。
しかし、追加量的緩和(量的緩和第3弾)については否定されたため、金の買いは一段落しました。
その後23日には、ギリシャが欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)と5年間の緊縮財政計画で合意したとことが伝えられ、金が売られることとなりました。
そして、同日ニューヨーク時間午前中に、国際エネルギー機関(IEA)が加盟国による戦略備蓄原油の放出を発表したことにより、原油価格が急落し、他の商品にも売りが広まり、金および銀が大きく売られることとなりました。
このように、IEAが戦略備蓄原油を放出するのは、第一次湾岸戦争と、ハリケーン・カトリーナが米国南部を襲った2005年以来で3度目となります。今回は、リビア情勢の悪化に伴う原油減産による、原油の供給不足の解消目的で、日量200万バレルの放出を30日間続けるとのことです。
今週の主要経済指標は下記のようになります。
|
日付 |
内容 |
前回 |
予想 |
結果 |
|
21日 |
米国中古住宅販売件数 |
505万件 |
480万件 |
481万件 |
|
22日 |
英国イングランド銀行議事録
|
金利据置き 6対3 |
- |
金利据置き 7対2 |
|
|
米国FOMC政策金利発表 |
0.00~0.25% |
- |
0.00~0.25% |
|
23日 |
米国6/18までの週の新規失業保険申請件数 |
41.4万件 |
42万件 |
42.9万件 |
|
24日 |
米国 5月耐久財受注 (前月比) |
-2.7% |
+1.6% |
+1.9% |
BullionVaultニュース
今週の市場分析ページには、下記の記事が掲載されました。
- スタンダードバンク東京支店長の池水雄一氏による「東京に指標価格を!」
- 弊社リサーチ主任のエィドリアン・アッシュによる「’金がバブル’と言われる、無視すべき6つのポイントについて」
また、同ページの金市場の需要/供給欄においては、「世界の金貨の需要が急増」が掲載されました。
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