ニュースレター(2013年5月17日)1368.75ドル 主要経済指標が株高とドル高を進め、金価格を押し下げる
週間市場ウォッチ
今週金曜日のPM Fix価格は、トロイオンスあたり1368.75ドルと4%の下げとなっています。
週明け月曜日は、金価格は緩やかに下落することとなりました。これは、先日来続いているドル高が要因となります。この、ドル高の背景は下記のようなものです。
- G7会合で日銀の異例な規模の量的緩和による円安が容認されたこと。
- 週末にウォールストリートジャーナルのFRBに近いとされているHilsenrath氏が、「FRBは、何時とは決まっていないものの、量的緩和を終焉する準備を整えている」とレポートしたこと。
- 4月小売売上高が予想外のプラス0.1%となったこと。
火曜日は、前日同様ドル高と株高により金価格は頭の重たい動きとなりました。同日NYダウとS&P500は共に過去最高値を更新しました。
水曜日も金価格は緩やかに下げ、トロイオンスあたり1400ドルを下げることとなりました。これは、ユーロ圏の第1四半期GDPが-0.2%と予想を下回り、ユーロが対ドル下げドル高傾向となったこと。また、米国株式市場が上げ、ダウ工業株30種が最高値を更新したことなどから、金市場から株式市場への資金の流出が進んたことからです。
木曜日は、金価格は前日の流れからロンドン午前中に下げた後、主要米国指標の5/11までの週の新規失業保険申請件数、4月住宅着工件数、5月フィラデルフィア連銀景況指数が全て経済活動の悪化を示唆したために、株価が下げ、金価格は上昇することとなりました。
金曜日は、米国5月ミシガン大消費者信頼感指数は、83.7と前回及び予想を上回り、過去6年間で最も高い水準となったことを受けて、金価格は下げ幅をさらに広げることとなりました。
市場のニュース
- インド中銀が提案していた新たな金輸入に関する規制が導入されることが13日に発表されたこと
- 米国格付け会社フィッチが、ギリシャの長期債格付けを2段階引き上げたこと。
ブリオンボールトニュース
来週からブリオンボールトにおける新しい金と銀の購入方法が加わります。一つは、世界の金・銀地金現物市場で金と銀の価格の指標とされているロンドン値決め価格(PM Fix価格)で購入、売却することができる機能です。これは、ブリオンボールトのトレーディング・ボードでの売買を簡略化し、公開された価格で取引を希望するユーザーのニーズに応えるためにご用意しました。
また、もう一つの方法は純金積立機能によるものとなります。これは、金の購入を定期的に行なうことを希望するユーザーのために追加された機能で、この機能を口座上で設定することで、資金送金を定期的に行なうと、自動的に翌営業日のロンドン値決め価格で金が購入されることとなります。
今週日曜日に先の機能を含むリリースが発表されます。よろしければお試しください。
今週市場分析ページには、下記の記事が掲載されました。
- ブリオンボールトリサーチ主任エィドリアン・アッシュの「実質金利と金について」
- ブリオンボールトリサーチ部門の「インドの金輸入が金価格暴落時に138%増」、「WGC最新レポート:2013年第1四半期に中国の金需要がインドの需要を越える」
- スタンダードバンク東京支店長池水雄一氏の「メルティングポイント」
- はじめての金読本「利益なのか資産なのか」
また、今週の主要経済指標の結果と解説は、下記のリンクでご覧いただけます。
ロンドン便り
英国からのニュースは、先週に続きサッカー関連となりますが、イギリスの国民的英雄ともいえる、デービット・ベッカムが昨日引退を発表したことです。
2000年11月15日から2006年のワールドカップまで58試合でイングランド代表のキャプテンを務め、イングランド代表としてゴールキーパー以外では最多出場の通産115試合に出場し、3つのワールドカップでプレーするなど多くの記録を残しています。
初出場した1998年のワールドカップでは、ファウルに対する報復行為で退場することとなり、人々の非難を集めましたが、それ以降人格的にも成長し、4年後の日韓で行なわれたワールドカップで、因縁のアルゼンチンとの試合でPKを決め、一躍ヒーローとなったのでした。
2009年以降はイングランド代表ではなくなったものの、その知名度を生かし、ロンドンオリンピック誘致に大きく貢献し、オリンピック聖火のリレーでも重要な部分を任されるなど、近年はサッカーファンではない多くのイギリス人にも親しまれています。
イギリスのサッカー界は、時期を同じくして、歴史的な偉業を成した監督を失うと共に、偉大なプレーヤーを失うことになります。
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