金市場ニュース

ニュースレター(2012年1月4日)1648ドル

週間市場ウォッチ

今週金曜日のPM Fix価格は、トロイオンスあたり1648ドルと、前週同価格から0.6%下げています。

先週24日の週は、欧米はクリスマス休暇であったことからも、薄商いの中米国で行われていた「財政の崖」の話し合いに市場は注目することとなりました。

共和党のベイトナー下院議長が提案した増税対象を年収100万ドル以上の富裕層のみに限り、既存の減税は継続し、歳出削減は見送る案は、共和党内で十分な支持を得られなかったことから、悲観的観測が市場に広がることとなりました。

その話し合いは、オバマ大統領が休暇中のハワイから協議のために27日から再開されたものの年末31日までに合意に至りませんでした。

しかし、1月2日から欧米市場が開けることから、与野党協議で決定した下記内容で、「財政の崖」は回避されることとなりました。

  • 富裕層(世帯収入45万ドル、個人収入40万ドル超える)に対する「ブッシュ減税」を打ち切り、個人所得税の最高税率を35%から39.6%へ。それ以下の世帯における「ブッシュ減税」は継続。
  • キャピタルゲインと配当課税の財率を引き上げ、最高税率は12年の15%から23.8%へ。
  • 遺産税の税率を35%から40%へ。(一人当たり500万ドルまでの遺産は非課税)
  • 200万人を対象とした緊急失業保険給付を1年延長。
  • 連邦歳出の強制削減開始を2ヶ月延期。

そこで、株式市場が上げると共に金価格も上げることとなりました。しかし、連邦歳出の強制削減開始を2ヶ月延期したように、先送りした重要案件もあり、2月末までが再び協議のヤマ場となり、市場は注目することになりそうです。

3日の市場は、前日の米国における「財政の崖」回避のニュースで上げていた価格を戻すこととなりました。それは、2月末までに解決しなければならない歳出削減などの重要案件の協議への懸念から、リスクオフが進んだ模様でした。

その後ニューヨーク時間に発表された、12月11日と12日に行われた米国FOMC議事録において、毎月850億ドルの債券購入を2013年中に終わらせる可能性があることが明らかとなり、価格をさらに下げることとなりました。

それによると、「数人のメンバーは、現行の資産購入は13年末ごろまで正当化される公算が大きいとの認識を示した」としたものの、一方では、「幾人かのメンバーは、金融の安定もしくはバランスシートの規模をめぐる懸念から、年末よりかなり前の時点での資産購入の縮小なり停止が恐らく適切になるだろう」と指摘しています。

4日は市場注目の、米国雇用統計が発表されました。それは、12月非農業部門雇用者数は15万5千人と予想を5千人上回り、前回数値も16万1千人と上方修正されるという、雇用環境が改善していることを示唆するものでした。しかし、12月の失業率は7.8%と前回から0.1%上げ、前回数値も7.8%へと上方修正されるという反するものではありました。

そのため、金価格は前日よりの下げを多少戻すものとなっています。

その他の市場ニュース

  • インドの中央銀行が、金輸入が貿易赤字に与える影響を研究するために設立したワーキンググループよりのレポートを公表しました。それによると、金を担保とした貸し出し枠の拡大(現行60%から75%)や、輸入関税引き上げなど、赤字削減のために金輸入を減少させる内容となっています。詳しくは、「インド中央銀行が金輸入を抑えるためのレポートを発表」をご覧ください。

ブリオンボールトニュース

今週、ブリオンボールト米国市場責任者のミゲル・ペレス-サンタラが、米国主要経済サイトのThe Streetで、「財政の崖」回避のための協議の合意が、必ずしも金の強気市場の終焉とはならない背景についてインタビューを受け、解説しています。このインタビュー(英語)は下記のリンクでご覧いただけます。

http://t.co/Jgbgw81f

市場分析ページには、下記の記事が掲載されました。

また、今週の主要経済指標の結果と解説は、下記のリンクでご覧いただけます。

*****************

金の購入または銀の購入をお考えですか。英国女王賞を受賞したオンライン金取引において世界一の実績を持つ、BullionVaultをお試しください。

BullionVaultでは、弊社サービスをご紹介いただいた方へ成功報酬をお支払いする、アフェリエイト・プログラムをご用意しています。ご興味がありましたら、こちらをご覧ください。

ホワイトハウス佐藤敦子は、オンライン金地金取引・所有サービスを一般投資家へ提供する、世界でも有数の英国企業ブリオンボールトの日本市場の責任者であると共に、市場分析ページの記事執筆および編集を担当。 現職以前には、英国大手金融ソフトウェア会社の日本支社で、マーケティングマネージャーとして、金融派生商品取引のためのフロント及びバックオフィスソフトウェアのセールス及びマーケティングを統括。

注意事項: ここで発信される全ての記事は、読者の投資判断に役立てるための情報です。しかし、実際の投資にあたっては、読者自身にてリスクを判断ください。ここで取り扱われる情報及びデータは、すでに他の諸事情により、過去のものとなっている場合があり、この情報を利用する際には、必ず他でも確証する必要があることを理解ください。Gold Newsの利用については、利用規約をご覧ください。

SNSで最新情報を入手

Facebook   TwitterYoutube

グーグルで優先する情報源として追加

 

 

貴金属市場のファンダメンタルズ