インド中央銀行が金輸入を抑えるためのレポートを発表
インド準備銀行(インド中央銀行)が、インドの金需要がその経済に与える影響を研究するために設立されたワーキンググループよりのレポートを今週そのサイトで公表した。
インド当局は、金及び貴金属の輸入の急増が経済収支に悪影響を与えていることなどから、昨年金の輸入への関税を倍増している。
そして、このレポートにおいては、「大量の金輸入が経常収支の赤字に過大な影響を与えている。そのために、金輸入需要を抑える必要がある。」としている。
そのために、このワーキンググループが発表したレポートにおいて、金輸入とその貿易赤字に与える影響を制限する直接的な方法として、輸入関税増加や、輸入業者へ輸入した金の一定割合の輸出を義務付けるなどといったことを提案すると共に、金現物の需要を減少させるための方法としては、金関連金融商品の開発し、金所有に代わりこの商品を購入することを奨励することなどを提案している。
また、国内の金をリサイクルすることで’Mobilize'することにより、金の輸入量を抑えることも提言している。
さらに、このレポートにおいては、金を担保とした貸し出しについてが、このレポートの大部分を占め、インド中央銀行は、昨年既に金を担保にその価値の60%までの貸し出しを許可しているが、それを75%へと引き上げることについても、このレポートでは提案されている。
しかし、インドの貴金属商や宝石商は、今年の第一四半期のインドの金需要が、前年第四四半期比15%増となることをEconomic Timesがレポートしている。それは、収穫期を迎える農家が豊作を予想しているためであると共に結婚式のシーズンの訪れからと、全インド宝飾品取引連合組合の会長のBachhraj Bamalwa氏がコメントしている。
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