ニュースレター(02/03/2012)1707ドル
週間市場ウォッチ
本日金価格は、ロンドンPM Fixがトロイオンスあたり1707ドルと先週金曜日のロンドンPM Fixから3.9%下げています。
週末行われたG20においては、欧州債務危機の収束と波及防止に向け、ユーロ圏の金融安全網の拡充を求め、その前提で、国際通貨基金(IMF)の資金基盤の増強を4月の会合で協議することとなりました。そのため、IMFの資金増強には、欧州による一段の自助努力が大前提との姿勢を明確にしました。
それを受け週明け27日月曜日、金は先週の利益確定からも一時売られましたが、午後に発表された米国中古住宅販売成約が、過去21ヶ月でも最も高い水準となったために、株式が上げ金も戻すこととなりましたが、終日トロイオンスあたり1764から1777ドルの狭いレンジで推移しました。
28日は、同日行われる欧州中央銀行による3年物の資金供給オペ(LTRO)を翌日に控え、ユーロが買われ、ドルが売られる中、金はトロイオンスあたり1789ドルまで上げました。
銀も同様に、値を上げることとなり、トロイオンスあたり37ドルを超えることとなりました。これは、昨年9月以来の高水準となります。
29日は、一転し、バーナンキFRB議長の議会証言で追加量的緩和について示唆することがなかったために、先々週からリスクオンモードで価格が上昇していた金・銀を含む商品市場は大きく下げることとなりました。同日金は5%下げ、銀は9%下げることとなりました。
1日は、アジア時間実需及び低価格を待っていた投資家による買いが入り、金価格はもまたトロイオンスあたり1725ドルまで上昇しました。その後、1706ドル~1724ドルのレンジで推移することとなりました。
2日は、前日よりもさらに狭いレンジの1707ドルから1717ドルで終日推移することとなりました。
市場ニュース
- 27日S&Pがギリシャのソブリン格付けを、債権スワップ計画を理由に選択的デフォルトとしました。
- 28日、中国国家統計局が2011年の中国の宝飾品の需要が42%増となったことを発表。詳細は「2011年の中国の宝飾品の需要が42%増加」をご覧ください。
- 29日、イランが貿易相手国からの支払いを金でも受け付けることを、国営イラン通信(IRNA)が伝えました。詳細は、「イランが貿易相手国からの支払いを金でも受け付へ」をご覧ください。
- 29日、ECBによる第二回3年流動性供給オペ(LTRO)において、800金融機関に総額5295億3100万ユーロが供給されました。
- 1日、国際スワップデリバティブ協会(ISDA)が、ギリシャの債務交換は、クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の決済を発動させる信用事由(クレジットイベント)に該当しないと判断しました。
BullionVaultニュース
http://www.bilanz.ch/invest/gold-nervensache
http://blogs.telegraph.co.uk/finance/ianmcowie/100015378/gold-price-wil…
今週の市場分析ページには、下記の記事が掲載されました。
- スタンダードバンク東京支店長の池水雄一氏の「シルバーの上昇基調」
- はじめての金読本より「続・日本人と金保有」と「2011年金需給データを読む(1)」
- ブリオンボールトリサーチ部門の「イランが貿易相手国からの支払いを金でも受け付けへ」と「2011年の中国の宝飾品の需要が42%増加」、「中国銀行とCMEが、人民元建て金を含む商品取引決済すべく協力へ」
また、今週の主要経済指標の結果と解説は、下記のリンクでご覧いただけます。
- 主要経済指標(2月27日~3月3日)
なお、今週の市場を解説しているビデオは、下記のリンクでYouTubeサイトでご覧いただけます。
また、弊社リサーチ研究員のベン・トレィノアの金市場のまとめ(英語)はこちらでご覧いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=ksNNsxg-EAE&context=C36ebe0aADOEgsToPDs…
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