インフレに順応する金について
金価格をインフレを考慮して見てみましょう。
「金価格が上昇する度に、人々は金が高く評価されすぎているのではないかと考えるようです。」とCasey ResearchのManaging DirectorであるDavid Gallandは語っています。
インフレを考慮した金価格のヒストリカルデータを見ることが、この判断の助けになることでしょう。
下記の2つのチャートは、1970年から現在までの長期にわたる金価格をインフレを考慮した上で、表示しています。

二つ目のチャートは、1970年以降に訪れた強気市場の期間と2001年以降訪れた強気市場の期間のインフレを考慮した金価格のチャートです。

ここで分るように、現在の強気市場が過去の強気市場のパターンを辿るのでれば、金価格はさらに上昇するはずです。そして、それを実証するものがあります。

まず、1970年においては、経済状況は決して良いものではありませんでしたが、今日に比べ明らかに良いものでした。このチャートは、長期にわたる失業を議論の一つとしています。
ここで見られるように、1970年代の終わりには失業率は回復してきています。それに対し、今日においては、制御を失った公的及び私的債務に加え、高い失業率と住宅バブル後の影響といった大きな問題を抱えています。
Paul Volckerのインフレーションに対する単純な解決法であり、金の強気市場を終了させる要因は、金利の引き上げでした。しかし、これは今日選択肢の一つではありません。(1980年代初旬の住宅ローンの率は18%まで上昇したことを覚えていることでしょう。)
ここで、今日インフレは存在しないと考える人もいることでしょう。しかしこれは間違っています。前例のないインフレは訪れているのです。 通貨価値の上では上昇していることが明白です。しかし、インフレの影響による価格の上昇が起こっていないだけなのです。
これは、いずれ訪れます。そして、インフレが起こった際は、大きな負債を抱える国にとって、金利の引き上げは予測可能な結末を迎えるものであるため、その政府は鈍いナイフで銃撃戦に望むようなものであることを認識するのです。
しかしながら、政府が希望しようがしまいが、インフレのために金利はいずれ引き上げざるを得ないものですが、そういった議論が、より主流となりつつあるのです。そして、 多くの場合歴史的には、金価格と金利は上昇時には同様な動きをしています。
だからといって、金を購入することに猛進するべきではありませんが、もしまだ所有していないのであれば、月々購入を始めるべきです。金鉱債は昨年大きな収益をもたらしたために、より一層購入することが投資機会であると思うのは自然の成り行きであるでしょう。しかし、そのポートフォリオ上のバランスには気をつけるべきです。保有投資ポートフォリオの20-30%を貴金属や地金や大型・小型株が占めているのであれば、これから起こるべき経済状況に十分に対応することができると言えるでしょう。




