米国における金宝飾品需要が経済回復と共に増加か
米国の金宝飾品需要が今年の第1四半期に18.8トンと、前年比6%増となり、2005年第3四半期以来、前年比増加したことが、ワールドゴールドカウンシルの最新レポート(Gold Demand Trends)で明らかとなった。
金業界の開発団体であるワールドゴールドカウンシルがまとめたレポートでは、米国経済が低迷していた際に、その需要が下がっていたことからも、経済回復が、同国の金の宝飾品需要を高める要因となった可能性があるとしている。
「米国の高級宝飾品市場が、近年の経済の低迷時の影響が少ないことと比べ、一般向け宝飾品市場は大きく影響を受けてきていた。」とこのレポートはコメントしている。
「需要の停滞は、高い失業率、所得の減少、金価格上昇などによる、消費者心理の悪化によるものであり、この消費者心理が改善することにより、金需要も増加する傾向にある。」と続けている。
また、このレポートは、金宝飾品の需要が世界金融危機以降初めて増加となったことから、ターニングポイントを表していると示唆している。
「一般向け宝飾品の需要は、小売業者がその顧客ベースの需要の伸びをレポートをしていることからも、この四半期のパラダイムシフトを表している。」と述べている。
「事実、金張りの銀製品が増加傾向にあることから、金製品需要の更なる増加の可能性が考えられる。しかし、この市場においては、需要は価格と相反する関係にある。米国経済指標が米国消費者心理と不動産市場の改善を示唆することで、金宝飾品の需要が反応する可能性はある。」
ワールドゴールドカウンシルは、米国人の宝飾品購入の目的が変化していることにも注目している。
「米国消費者は、金の宝飾品を後に受け継がれる家宝のようなものとして、投資対処としてみる傾向を強めている。」としている。
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