5月のインドの金輸入急増を受け、インド当局が金輸入規制を強化
インド準備銀行(中央銀行)が、金輸入規制を強化することを4日発表したことを、ロイターが伝えている。
これは、インドの5月の金輸入が162トンと、通常の2倍となったことから、輸入額では原油に次ぎ第2位の金輸入のさらなる増加から、経常赤字が一段と悪化することを防ぐため。
金輸入増加の背景は、4月の金価格の急落を受けて、インドの金購入が増加すると共に、5月に発表されたインド当局の金輸入制限実施前のゴールドラッシュにより需要も膨らんだことから。
インド政府は既に昨年金輸入への関税を倍増し、今年1月には更に6%に引き上げ、インド国内の需要を抑制することを試みている。しかし、今年の金輸入量は月平均で約104トンと、2011年の記録を上回る過去最高の水準となっている。
ちなみに、インドの金輸入年間総量は、2011年の記録的な水準の969トンから、昨年はインド当局の規制とルピー安で国内価格が高水準であったため、11%下げ860トンとなっている。
インド中銀は5月に、銀行の手付金払いによる金購入を禁止する措置を発表したが、今回はこれを輸出向け宝飾品製造を目的とした場合を除く全ての金購入に拡大し、現金による購入のみを認める方針を打ち出し、即日実施した。
インドにおいては、ごく一部の銀行や政府系機関、民間商社を通じてのみ金輸入が認められている。
チダムバラム財務相は3日、金輸入量を削減すべく一段の措置を検討すると述べていた。
ボンベイ貴金属協会は、6月の金輸入量について、30トンから40トン減少する可能性があるとの見方を示した。
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