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金投資家インデックス:金の購入者数は19%下げ、売却者数は9%上昇

金投資家インデックスは、量的緩和が終了し、金相場が過去4年で最低水準に下げる中、金投資家のバーゲンハンティングの傾向は「疲れ」を表しました。

個人投資家においては、金の購入者数は、売却者数を引き続き上回っています。ここで、ブリオンボールトのリサーチ主任エィドリアン・アッシュが、10月の金投資家インデックスを解説をしています。

しかし、金に対するセンチメントが急上昇した9月の後に、10月はその上昇分を失いました。

金投資家インデックスは、世界有数の金・銀オンライン市場を提供するブリオンボールトにおける、月間に金の所有量を増加させた顧客の数と減少させた顧客数のバランスを表しています。

先月9月に、金相場が下げる中、このインデックスは過去7ヶ月で最高水準に上昇しました。これは、2013年の金相場の暴落に始まった18ヶ月間近い、個人投資家のバーゲンハンティング的傾向が継続していたためでした。

しかし、10月は米国連邦準備理事会が量的緩和を終了後、2013年の底値であったトロイオンスあたり1180ドルを割ったことから、この傾向は試されることとなりました。しかし、この下げは新たな需要を生み出さず、金投資家インデックスは9月の上昇分を失い、2013年5月以来のスピードで下げたのでした。

金投資家インデックスは、2011年9月に71.7とピークを迎え、今年の6月には51.2と、2010年2月以来の低水準を記録しています。

この数値が50を示した場合は、月間のネット金購入者数とネット金売却者数が完璧に一致したことを意味します。そして、先月の数値は、ドル建て価格が過去4年で最低水準へと下げる中、前月の54.3から51.9へと下げることとなりました。

ここで繰り返しますが、個人投資家の金購入は、その数と量において、金売却を引き続き上回っています。しかし、2013年の金の暴落以来18ヶ月に続いたバーゲンハンティングの傾向は疲れを見せてきているのです。

先月は、ブリオンボールトにおけるネット金購入者数は、9月の過去6ヶ月で最高水準から19%下落し、ネット売却者数は、9%上昇しました。これは、驚くことではないでしょう。それは、米国連邦準備理事会はついに10月に量的緩和を終了しました。そして、米国株式市場は史上最高値を更新し続けていたのです。金と株式市場は、この2年間ほど、ほぼ反対方向へ動いています。そして、これは、ドットコムバブルが弾けた2000年から2003年に始まった10年近い金の強気市場の中では、最も長期間続いた傾向です。

そのため、金は金融システムの保険の機能を提供しますが、現在は明らかにこの機能を緊急に必要とする状況ではないのです。これは、将来必ずしも懸命なことではなかったと見なされるかもしれません。株式市場は、このように高値であったことは未だかつてありません。金はそれに対し、過去4年で最も低い水準で取引をされているのです。

エィドリアン・アッシュは、ブリオンボールトのリサーチ主任として、市場分析ページ「Gold News」を編集しています。また、Forbeなどの主要金融分析サイトへ定期的に寄稿すると共に、BBCに市場専門家として定期的に出演しています。その市場分析は、英国のファイナンシャル・タイムズ、エコノミスト、米国のCNBC、Bloomberg、ドイツのDer Stern、FT Deutshland、イタリアのIl Sole 24 Ore、日本では日経新聞などの主要メディアでも頻繁に引用されています。

弊社現職に至る前には、一般投資家へ金融投資アドバイスを提供するロンドンでも有数な出版会社「Fleet Street Publication」の編集者を務め、2003年から2008年までは、英国の主要経済雑誌「The Daily Reckoning]のシティ・コレスポンダントを務めていました。

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