月曜日, 3/13/2023 17:18
金価格は月曜日に1900ドルを超え、2月の9ヶ月ぶりの高値からの下落を帳消しにしました。これは、米国政府が日曜日遅くに、破綻したシリコンバレー銀行と暗号セクターの銀行シグネチャーの全ての預金を保証する動きを見せたにもかかわらず、世界の銀行株が再び急落したことが背景となっていました。
「預金者は、3月13日月曜日から全ての預金にアクセスすることができます。」と、2008年の
ワシントン・ミューチュアル以来、最大の米国銀行の破綻と救済について、財務省、連邦準備銀行、連邦預金保険公社の
共同声明が発表されました。
「シリコンバレー銀行の破綻処理に伴う損失が納税者に負担されることはありません。」とも続けていました。
金相場は、先週金曜日発表の2月の米雇用統計が堅調であったにも関わらず、現物価格は2.6%上昇し、トロイオンスあたり1911ドルと、先月1月の米雇用統計が大幅に予想を上回り、連邦準備制度理事会の金利がさらに上昇するとの観測が広まることで急落を見せる前の高値をつけました。一方アジア、欧州、米国における銀行株はSVB株価が下落したことで急落した先週から更に下げていました。
国債価格も急騰し、長期金利は1ヶ月ぶりの低水準まで低下しました。
為替市場ではドルが下落したため、他の通貨で販売されている金価格はそれほど大きく上昇しませんでした。しかし、ユーロ建て金価格は1.4%上昇し、トロイオンスあたり1780ユーロとなり、
英国ポンド建て金価格は1575ポンドと、1月の急騰時の価格に近づいていました。しかし、日本円建て金価格は、円が強含んだためにgあたり8168円と0.7%高と上げ幅が抑えられていました。
あるアナリストはロイターの取材に対し、「
伝染病のような感覚があり、金融を中心とした再値下げが、市場全体の再値下げにつながっている」と述べていました。
米銀第1位のシティグループ(NYSE: C)の株価は取引開始時に6.0%下落し、2023年の最後の15%上昇を帳消しにしていました。欧州の銀行株はグループとして5.7%下落し、12ヶ月前のロシアのウクライナ侵攻開始以来最悪の2日間の売り越しとなる見込みです。
一方、英国第一の銀行であるHSBC(LON:HSBA)の株価は、
SVBの英国子会社を1ポンドで買収し、英国の技術系新興企業に人気のある銀行を救済した後、4.1%下落していました。
「HSBCは欧州最大の銀行であり、SVB UKの顧客はそれがもたらす強さ、安全性、安心感に安心するはずだ」と英国のジェレミー・ハント財務相は述べ、
税金が一切使われていないことも明言していました。
スイスの大手企業クレディ・スイス(SWX:CSGN)の株価は13.1%下落し、史上最安値を更新しました。また、同銀行の債券保有者が債務の価値を保証するためのコストは、過去最高水準に跳ね上がっていました。この間、
米国の規制当局である証券取引委員会からの要請で、最新の年次報告書の提出が引き続き延期されていました。
米国の中央銀行は日曜日、「米国の企業や家計を支援するため、連邦準備制度理事会は
流動性の圧力に対処する用意がある」と述べ、SVBの預金者の救済に加え、新たに「銀行定期資金プログラム」を通じて、適格機関に12ヶ月の新規融資を提供することを明らかにしていました。
これらの資金を得るために、銀行は米国債、政府機関債、住宅ローン担保証券を担保に入れることができる。これらはすべて、現在下落している市場価格ではなく、「
額面で評価」されとのこと。
デリバティブのプラットフォームであるサクソバンクの商品戦略チームは、最新のメモの中で「日曜日に米国当局から(救済)発表があったにもかかわらず、金は金融システムに対する懸念が続き、景気後退懸念が高まり、スワップ市場が12月の利下げを前に1回だけ利上げすると評価していることからも利益を得るだろう」と述べていました。
米投資銀行のゴールドマン・サックスは日曜日、米連邦準備制度理事会(FRB)が
今月中に主要金利を引き上げるとは「もはや予想しない」と述べていました。
CMEデリバティブ取引所のFedWatchツールによると、3月の政策金利の上げ幅は、2割がこの銀行の予想に同意し、金曜日のゼロの確率から上昇し、25ベーシスポイントが8割、そして前週まではほぼ確実とされていた50ベーシスポイントの引き上げの可能性はないと予想していました。
先のレポートはエィドリアン・アッシュによって追記されています。
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