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金価格ディリーレポート(2020年3月28日)長期金利が3年ぶりの高さへ急騰し金価格が急落


長期金利が再び上昇し、ロシアとウクライナの停戦協議が再開される中、長期金利が再び上昇し、金価格は月曜日ロンドン時間昼過ぎに急落していました。


 


この間、中国の「ゼロ・コロナ」政策により世界第二の経済大国の工業生産と金融活動がロックダウンされ、エネルギー価格と商品市場全般も下落していました。


 


中国本土のCSI300株価指数は、上海の2600万人の人口が 2段階のロックダウンを行ったため、約10%下落していました。


 


ドル建ての金は、金曜日の終値より20ドル以上下落し、トロイオンス1931ドルで取引されていました。


 


政府だけでなく多くの金融や商業の借入コストの指標となる米10年債利回りは、一方で2019年5月以来の高水準となる2.5%まで上昇していました。


 


この間 日銀が債券市場に介入して国債を買い入れ、年率0.25%と6年ぶりの高水準となった利回りの急上昇に歯止めをかけたことで、米ドルも上昇、日本円に対して約1%上昇し2015年12月以来の為替レートとなっっていました。


 


日銀のイールドカーブ・コントロール政策は、10年物国債の金利を「上限0.25%程度」に保つことを目標としています。


 


MarketWatchは、あるエコノミストの言葉を引用して、「債券利回りの上昇とドル高が、金の 上昇ペースを抑えているようだ」と述べていました。


 


「しかし、インフレの話は、これらの要因に勝ると思われる。」とも続けていました。


 


ドル建て金価格と米国債10年とブレークイーブンインフレ率 出典元 ブリオンボールト


 


 


国債市場が示唆する今後10年間の米国のインフレ率は、月曜日も年率2.98%と 過去最高を更新していました。


 


ちなみに、過去10年間の平均は1.96%となっています。


 


2022年1月までの12ヶ月間、米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレの指標として参考とする米国生活費PCE指数は、12月の5.8%から6.1%上昇していました。


 


そして、食品とエネルギーコストを除いたいわゆるコアPCEは5.2%上昇し、4.9%から上昇していました。


 


木曜日に発表される2月の数字では、PCEインフレ率が6.4%と4年ぶりの高水準に達すると予想されており、ウォール街のアナリストはコアPCEを5.5%と広く予測しています。


 


FRBの公式目標レートは2%。


 


米投資銀行モルガン・スタンレーのアナリストは、「インフレ率の上昇と地政学的な不確実性が、 金を小幅に上昇させるだろう」とし、今後3ヶ月以内に金価格がトロイオンスあたり2000ドルに達すると予測していました。


 


ロシアは本日、バイデン米大統領がモスクワの政権交代を明らかに求めたことを「 懸念材料」とし、この間、ウクライナのマリウポルの港がロシアの砲撃で「塵と化した」とウクライナのゼレンスキー大統領は述べ、平和と引き換えに 将来の中立を提供する可能性を示唆していました。


 

ホワイトハウス佐藤敦子は、オンライン金地金取引・所有サービスを一般投資家へ提供する、世界でも有数の英国企業ブリオンボールトの日本市場の責任者として、セールス、マーケティング及び顧客サポート全般を行うと共に、市場分析ページの記事執筆および編集を担当。 現職以前には、英国大手金融ソフトウェア会社の日本支社で、マーケティングマネージャーとして、金融派生商品取引のためのフロント及びバックオフィスソフトウェアのセールス及びマーケティングを統括。

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