新興国中央銀行が4月も金を購入
メキシコ、カザフスタンなどの新興国が、4月にも金購入を行っていたことが国際通貨基金(IMF)がのデータで明らかとなった。
このデータによると、メキシコは2.92トン購入し、その備蓄総量を125.5トンとした。また、カザフスタンは、2.02トン購入し、98.19トン。ウクライナは、1.4トン積み増しの30.91トン。
そして、フィリピンの3月の金購入量は、32トンと2008年のリーマンブラザーズ破綻以来最も早いペースとなっており、これによりフィリピン中央銀行が保有する金総量は194トンとなった。
これは、2011年3月にメキシコが購入した2.5百万トロイオンス(約78トン)に次ぐ大量の購入となる。
UBSの貴金属ストラテジストEdel Tully氏は「この事実は、市場参加者の注目材料であろう。そして、金へはプラスとなるだろう。」とコメントしている。
それは、新興国市場の中央銀行は、主要国の債務危機に対応するために、本来伝統的に外貨準備に利用するユーロや米国ドルを避け、金を購入しているため、金の供給を吸収するだけでなく、投資家の金投資を後押しし、金の価格を支える主要因となっていると、市場参加者は述べている。
中央銀行の2012年第一四半期の金購入量は、81トンであったことがワールドゴールドカウンシルの最新レポートで明らかになっている。
この量は、一般投資家による金ETFと新しく鋳造された金貨への需要のほぼ5分の4となっている。
貴金属調査機関のトムプソン・ロイターGFMSによると、2011年に中央銀行が購入した金総量は約430トンであるとのこと。これは、前年の5倍であり、記録を開始した1964年以来最も高い水準であった。
トムプソン・ロイターGFMSは、2012年の公的機関の金の需要は継続して増加するとして、前年同時期の205トンには及ばないものの、2012年前半に190トン購入されるであろうと今年一月に予想している。
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