人民元による金取引が香港で始まる
今週17日、中国国外で初めて、人民元建てによる金の取引が香港で始まった。
香港の貴金属取引所であるChinese Gold & Silver Exchange (CGSE)において取引が開始された金取引は、「人民元建て金キロバー」と呼ばれ、機関投資家および一般投資家をターゲットとしている。また、日経新聞によると、会員会社27社に口座を開設することで、世界の投資家も取引できるとのこと。
CGSEによると、初日に成約された金は322キログラムで、その決済価格はグラムあたり346.95人民元(約4198円)。
張徳熙理事長は同日の記者会見で「この経済環境下で金と人民元の2つのリスク回避手段を同時に提供できる」と述べた。ただ当面はシステムへの負荷などを考慮し、1日の取引量を約300キログラムに制限する方針とのこと。
ブリオンボールトのリサーチ主任エィドリアン・アッシュは、米国主要経済ウェブサイトのマーケットウォッチのインタビューに答え、「この取引は、金市場のニュースというよりは、人民元国際化のニュースと考えるべきだろう。」と述べている。
また、GoldCoreのアナリストは、この取引開始にあたり、「中国の人々、また人民元を保有する富裕層にとっては、金投資やヘッジ目的の新しい市場が開かれたこととなる。そして、中国当局が、ドルまたユーロに対し、自国通貨のより国際的な位置を高めようとしているものだ。」と語っている。
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