主要経済指標(2021年12月13日~17日)
日付 | 国名 | 指標名 | 前回(修正値) | 予想 | 結果 |
13日 | 日本 | 第3四半期大企業製造業業況判断 | 18 | 19 | 18 |
14日 | 英国 | 11月失業保険申請件数 | -1.49万件(-5.85万件) | -4.98万件 | |
英国 | 10月失業率(ILO方式) | 4.3% | 4.2% | 4.2% | |
ユーロ圏 | 10月鉱工業生産(前月比) | -0.2% | 1.2% | 1.1% | |
ユーロ圏 | 10月鉱工業生産(前年同月比) | 5.2%(5.1%) | 3.2% | 3.3% | |
米国 | 11月卸売物価指数(前月比) | 0.6% | 0.5% | 0.8% | |
米国 | 11月卸売物価指数(前年同月比) | 8.6% | 9.1% | 9.6% | |
米国 | 11月卸売物価指数(コア:前月比) | 0.4% | 0.4% | 0.7% | |
米国 | 11月卸売物価指数(コア:前年同月比) | 6.8% | 7.2% | 7.7% | |
15日 | 中国 | 11月小売売上高(前年同月比) | 4.9% | 4.8% | 3.9% |
中国 | 11月鉱工業生産(同年同月比) | 3.5% | 3.8% | 3.8% | |
英国 | 11月消費者物価指数(前月比) | 1.1% | 0.4% | 0.7% | |
英国 | 11月消費者物価指数(前年同月比) | 4.2% | 4.8% | 5.1% | |
英国 | 11月小売物価指数(前月比) | 1.1% | 0.3% | 0.7% | |
英国 | 11月小売物価指数(前年同月比) | 6.0% | 6.7% | 7.1% | |
米国 | 12月ニューヨーク連銀製造業景気指数 | 30.9 | 24.5 | 31.9 | |
米国 | 11月小売売上高(前月比) | 1.7%(1.8%) | 0.7% | 0.3% | |
米国 | 11月小売売上高(自動車除く:前月比) | 1.7%(1.8%) | 0.8% | 0.3% | |
米国 | FOMC後政策金利発表 | 要旨は下記を参照 | |||
16日 | 英国 | イングランド銀行金利発表 | 要旨は下記を参照 | ||
ユーロ圏 | 欧州中央銀行政策金利発表 | 要旨は下記を参照 | |||
米国 | 11月住宅着工件数(年率換算件数) | 152万件 (150.2万件) |
156.8万件 | 167.9万件 | |
米国 | 新規失業保険申請件数 | 18.4万件(18.8万件) | 20万件 | 20.6万件 | |
米国 | 12月フィラでr不フィア連銀製造業景気指数 | 39.0 | 26.5 | 15.4 | |
米国 | 11月鉱工業生産(前月比) | 1.6% | 0.7% | 0.5% | |
17日 | 日本 | 日銀金融政策決定会合後政策金利発表 | 要旨は下記を参照 | ||
英国 | 11月小売売上高(前月比) | 0.8% | 0.8% | 1.4% | |
英国 | 11月小売売上高(前年同月比) | -1.3% | 4.2% | 4.7% | |
英国 | 11月小売売上高(自動車除く:前月比) | 1.6% | 0.8% | 1.1% | |
英国 | 11月小売売上高(自動車除く:前年同月比) | -1.9% | 2.4% | 2.3% | |
ドイツ | 12月IFO企業景況感指数 | 96.5 | 95.3 | 94.7 | |
ユーロ圏 | 11月消費者物価指数(前年同月比) | 4.9% | 4.9% | 4.9% | |
ユーロ圏 | 11月消費者物価指数(コア:前年同月比) | 2.6% | 2.6% | 2.6% |
15日のFOMC後の金融政策発表の要旨は下記の通り。
- 11月の前回FOMCで決めたテーパリングの終了時期を当初想定より3カ月早めた。もともと米国債と住宅ローン担保証券(MBS)の計1200億ドルの購入月額を計150億ドルずつ減らす計画だった。22年1月から削減額を2倍の計300億ドルとし、同3月に購入額をゼロにする。
- ゼロ金利政策の維持を決め、短期金利の指標であるフェデラルファンド金利(FF金利)の誘導目標を0~0.25%に全会一致で据え置いた。
- インフレは「一時的」との表現を声明から削除した。
- FOMCは正副議長や理事、地区連銀総裁ら参加者18人がそれぞれ中期の経済・政策見通し(SEP)を提示し、22年にゼロ金利を解除し、計3回利上げするとの予想が中央値となり、前回9月の予想(0.5回)から引き締めを急ぐ姿勢に傾いた。
- 次いで23年3回、24年2回と3年間で計8回の利上げを想定し、9月時点の計6.5回を上回った。中期の経済・政策見通し(SEP)を提示した。22年にゼロ金利を解除し、計3回利上げするとの予想が中央値となった。前回9月の予想(0.5回)から引き締めを急ぐ姿勢に傾いた。
16日発表のイングランド銀行の金融政策発表の要旨は下記の通り。
- 政策金利を0.15%引き上げて年0.25%にすると発表した。利上げは2018年8月以来3年4カ月ぶり。政策委員の9人のうち8人の賛成多数
- 国債や社債を購入する量的緩和策については、買い入れ枠を8950億ポンド(約135兆円)で維持することを全会一致で決めた。残高はほぼ上限に達しており、新規の買い入れを止めて規模を当面保つ。
同日の欧州中央銀行の金融政策発表の要旨は下記の通り。
- コロナ危機で導入した総額1兆8500億ユーロ(約240兆円)の緊急買い取り制度による新規資産購入を2022年3月末で打ち切ると決めた。
- 購入額の急減で債券市場などが混乱しないように、激変緩和措置として、量的緩和制度による購入額を4~6月は月400億ユーロに引き上げることも決めた。7~9月は月300億ユーロ、10月以降は月200億ユーロとする。
- 主要政策金利(0%)と中銀預金金利(マイナス0.5%)は当面、現在の水準に据え置く方針。
17日発表の日銀金融政策決定会合の発表要旨は下記の通り。
- 新型コロナウイルス禍に対応した資金繰り支援策の縮小を決めた。コマーシャルペーパー(CP)・社債を計20兆円を上限に買い入れる措置を2022年3月末の期限通りに終える一方、金融機関に有利な条件での貸し出しの原資を供給する特別オペ(公開市場操作)は9月末まで半年間延長する。
- 短期金利をマイナス0.1%、長期金利の指標になる10年物国債の利回りをゼロ%程度に誘導する長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)は賛成多数で現状維持を決めた。上場投資信託(ETF)を年12兆円を上限に、必要に応じて買い入れる資産購入策の維持は全会一致で決定した。