主要経済指標（2021年11月1日～5日）

日付	国名	指標名	前回（修正値）	予想	結果
1日	中国	10月Caixin製造業PMI	50.0	50.0	50.6
	英国	10月製造業PMI	57.7	57.7	57.8
	米国	10月ISM製造業景況指数	61.1	60.5	60.8
	米国	10月製造業PMI	59.2	59.3	58.4
3日	中国	10月Caixinサービス部門PMI	53.4	53.1	53.8
	英国	10月サービス部門PMI	58.0	58.0	59.1
	ユーロ圏	9月失業率	7.5%	7.4%	7.4%
	米国	10月ADP全国雇用者数	56.8万人（52.3万人）	40万人	57.1万人
	米国	10月ISM非製造業景況指数	61.9	62.0	66.7
	米国	10月サービス部門PMI	58.2	58.2	58.7
	米国	FOMC終了後政策金利発表	要旨は下記を参照
4日	ユーロ圏	9月卸売物価指数（前月比）	1.1%	2.2%	2.7%
	ユーロ圏	9月卸売物価指数（前年同月比）	13.4%	15.2%	16%
	ドイツ	10月サービス部門PMI	52.4	52.4	52.4
	ユーロ圏	10月サービス部門PMI	54.7	54.7	54.6
	英国	イングランド銀行金利発表	要旨は下記を参照
	米国	9月貿易収支	-733億ドル（-728億ドル）	-805億ドル	-809億ドル
	米国	新規失業保険申請件数	28.1万件（28.3万件）	27.5万件	26.9万件
5日	ドイツ	9月鉱工業生産（前月比）	-4.0%（-3.5％）	1.0%	-1.1%
	ドイツ	9月鉱工業生産（前年同月比）	1.7%（2.2%）	1.3%	-1.0%
	ユーロ圏	9月小売売上高（前月比）	0.3%（1.0%）	0.3%	-0.3%
	ユーロ圏	9月小売売上高（前年同月比）	0.0%（1.5%）	1.5%	2.5%
	米国	10月非農業部門雇用者数変化（前月比）	19.4万人（31.2万人）	45万人	53.1万人
	米国	10月失業率	4.8%	4.7%	4.6%
	米国	10月平均時給（前月比）	0.6%	0.4%	0.4%
	米国	10月平均時給（前年同月比）	4.6%	4.9％	4.9％

3日のFOMCの結果は下記の通り。

• 米国債などの資産を購入する量的緩和縮小（テーパリング）を11月から始めると決めた。
• 資産購入の月額を計150億ドルずつ減らす。その内訳は現行の米国債を月800億ドル、住宅ローン担保証券（MSB）を月400億ドルを米国債100億ドル、MBS50億ドルの系150億ドルを減らす。順調であれば2022年半ばで終わる予定。
• パウエル議長は高インフレがいずれ落ち着くと語り、「いまは利上げのときではない」と断言した。
• FOMCはゼロ金利政策の維持を決め、短期金利の指標であるフェデラルファンド金利（FF金利）の誘導目標を0～0.25%に据え置いた。
• 投票権を持つパウエル議長ら11人の全会一致で決めた。

4日のイングランド銀行の金融政策委員会の結果は下記の通り。

• 政策金利を過去最低の年0.1%に7対2で据え置いた。
• 購入枠の上限を8950億ポンド（約140兆円）で維持することを6対3の賛成多数で決めた。3人は新規買い入れをすぐ止めるべきだと主張した。
• 景気が想定通りに推移すれば「物価上昇率を2%の目標へ持続的に戻すため、今後数カ月で政策金利の引き上げが必要になる」と表明。
• CPI上昇率が10月に4%弱、11月に4.5%へそれぞれ上がり、22年4月にピークの5%程度になるとの予測を示した。
• 最新見通しで供給制約を踏まえ、22年の英実質国内総生産（GDP）の予想を前年比6%増から5%増へ引き下げた。