主要経済指標(2019年6月17~21日)
日付 | 国名 | 指標名 | 前回(修正値) | 予想 | 結果 |
17日 | 米国 | 6月ニューヨーク連銀製造業景気指数 | 17.8 | 12.0 | -8.6 |
18日 | ユーロ圏 | 4月貿易収支 | 179憶ユーロ(186億ユーロ) | 185憶ユーロ | 153憶ユーロ |
ユーロ圏 | 5月消費者物価指数(前年同月比) | 1.2%(1.7%) | 1.2% | 1.2% | |
ドイツ | 6月ZEW景況感調査 | -2.1 | -5.9 | -21.1 | |
ユーロ圏 | 6月ZEW景況調査 | -1.6 | -3.6 | -20.1 | |
米国 | 5月住宅着工件数 | 123.5万件(128.1万件) | 124.0万件 | 126.9万件 | |
19日 | 英国 | 5月消費者物価指数(前月比) | 0.6% | 0.3% | 0.3% |
英国 | 5月消費者物価指数(前年同月比) | 2.1% | 2.0% | 2.0% | |
米国 | FOMC終了後政策金利発表 | 要旨は下記を参照 | |||
20日 | 日本 | 日銀金融政策検定会合 | 要旨は下記を参照 | ||
英国 | 5月小売売上高(前月比) | 0.0%(-0.1%) | -0.5% | -0.5% | |
英国 | 5月小売売上高(前年同月比) | 5.2%(5.1%) | 2.7% | 2.3% | |
英国 | BOE金利発表 | 要旨は下記を参照 | |||
米国 | 6月フィラデルフィア連銀製造業景気指数 | 16.6 | 10.0 | 0.3 | |
米国 | 新規失業保険申請件数 | 22.2万件 | 22万件 | 21.6万件 | |
ユーロ圏 | 6月消費者信頼感 | -6.5 | -6.5 | -7.2 | |
21日 | 日本 | 5月全国消費者物価指数(前年同月比) | 0.9% | 0.7% | 0.7% |
ドイツ | 6月製造業PMI | 44.3 | 44.5 | 45.4 | |
ユーロ圏 | 6月製造業PMI | 47.7 | 48.0 | 47.8 | |
米国 | 6月製造業PMI | 50.5 | 50.4 | 50.1 | |
米国 | 5月中古住宅販売件数(前月比) | 521万件(519万件) | 525万件 | 534万件 |
19日のFOMC発表とパウエルFRB議長の記者会見の要旨は下記の通り。
- 労働市場は力強く推移し、経済活動は緩やかなペースで拡大している
- 雇用の伸びは概してここ数カ月堅調で、失業率は低いままだった
- 前年同月比で見ると、全体のインフレ率と食品やエネルギー以外のインフレ率は2%を下回っている
- 将来のインフレを示す市場ベースの指標は低下した
- 調査に基づいた長期的なインフレ期待の指標はあまり変わっていない
- フェデラルファンド(FF)金利の目標誘導レンジを2.25─2.50%に維持することを決定した
- 経済活動の持続的な拡大、力強い労働市場の状況、委員会の対称的な目標である2%に近いインフレ率という結果がもたらされる可能性が高いと引き続きみているが、この見通しに対する不透明感が高まった
- 世界景気の力強さに懸念が生じている。多くのメンバーが金融緩和の必然性が高まっていると考えている
20日の日本銀行の政策金利の発表と黒田総裁の記者会見の要旨は下記の通り。
- 短期金利をマイナス0.1%、長期金利をゼロ%程度に誘導する金融緩和策(長短金利操作)の現状維持を賛成多数で決めた
- 長短金利操作の現状維持は9人の政策委員のうち7人の賛成多数で決定した
- 上場投資信託(ETF)などの資産買い入れ方針の継続も決め、2%の物価安定目標の達成をめざす
- 景気について「基調としては緩やかに拡大している」との総括判断を維持しつつ「海外経済を巡る下振れリスクは大きいとみられ、我が国の企業や家計への影響を注視していく」と語った
- そのうえで物価安定の実現に向けた勢いが損なわれるような事態になれば「ちゅうちょなく追加緩和を検討する」と強調した
同日発表のイングランド銀行の政策金利発表の要旨は下記の通り。
- 全会一致で政策金利を0.75%に維持することを決定
- 資産購入枠も4350億ポンドで据え置き
- 経済成長は第2四半期も横ばいを予想。