中央銀行による金購入は8月も継続される
ワールド・ゴールド・カウンシルが発表したデータによると、世界の中央銀行が今年8月も金購入をしていたことが明らかとなった。
このデーターによると、タイが9.3トン、ボリビアが7トン、ロシアが3.6トン、タジキスタンが1.9トンの金を8月に購入している。
タイは、今年3月に9.3トン、6月には18.7トンを購入し、計37.3トン増量している。ロシアも今年1月から毎月購入し、8月までに計56トン増量している。
それに対し8月に売却した国とその量は、チェコ共和国の0.1トン、メキシコの0.2トン、モンゴリアの0.7トンとなっている。
メキシコは8月に売却をしたものの、今年1月からの金の総購入量(買いから売りを差し引いたネットの数字) は、98.3トンとなっている。
中央銀行を含む公的機関が金の買い越しとなったのは、1988年以来昨年が初めてのことであった。
経済評論家として著名な豊島逸夫氏の日経新聞のコラムにおいては、昨今の公的機関による金購入の傾向を、「ドル、ユーロに偏った外貨準備の分散運用を始めたのだ。金高騰をコモディティー(商品)の範疇でいくら考えても読めない。震源地は通貨の世界にある。金は無国籍通貨として位置づけられる。」と解説している。
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