中国の需要増により、香港からの金輸入が記録的レベルへ
中国の金需要が高まり、香港からの輸入が記録的なレベルになっていることが、香港政府が発表したデータで明らかになったことがフィナンシャルタイムズで伝えられた。
これによると、中国は9月に香港から56.9トンの金を輸入したとのこと。これは、昨年同月比6倍となっている。また、7月からの3ヶ月間においては、約140トンの金が輸入されている。ちなみに、昨年一年間の香港からの金輸入量は120トン。
ワールド・ゴールド・カウンシルのマネージング・ダィレクターのMarcus Grubb氏は、「中国はインドと共に、過去十年間に金市場の重要な市場の一つとなっている。それは、2000年に世界の需要の6%の市場であったものが、2010年には18%と急増したことからも理解できることであろう。」と、先週China Dailyにコメントしている。
そして、「中国における宝飾品としての金の需要は、前年比13%以上増加しています。」とも英国貴金属調査会社のGFMSのシニア・アナリストCameron Alexander氏は先に加えている。
「GFMSは、現段階で中国の今年の宝飾品需要が、重量にして15%の増加することを予想している。」とGFMSの会長であるPhilip Klapwijk氏は述べている。
中国宝飾品取引協会の事務局長であるSun Fengmin氏は、中国における金購入の主要因として、次のような、マクロエコノミクスを上げている。
「世界経済及び金融市場が不安定な間、金は、通貨資産、世界通貨、そしてリスク分散の目的で利用されるため、国内の投資家にとっては、魅力的な国際資産とみなされると考える。」
金のスポット価格は、今年9月に1920ドルと過去最高値を記録した後、CMEグループの金及び銀先物の証拠金引き上げ、上海黄金交易所(SGE)の金及び銀の証拠金を引き上げなどから、同月末に1590ドルへ急落をしている。
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