金市場ニュース

中国の銀輸入の意味するもの

中国の銀の需要は独自の意味を持っているようです。

バークレーズ銀行のアナリストは、中国の4月の銀の輸入が前年比28%減となったことに注目しています。ブリオンボールトの米国市場責任者のミゲル・ペレス-サンタイアがその背景をここで解説しています。

しかし、このニュースを伝えている記事では、未加工の銀の需要も大きく減少しているように伝えています。

もちろん、近眼的な見方をすれば、これらの仮説は正しいでしょう。しかし、中国と他の国の取引量が減少しているからといって、中国国内の銀の需要が減少しているとは限りません。先の事実が明らかにしたことは、中国市場が国外に求める銀需要が減少しているということです。中国は、銀製品の輸出量が増加したにもかかわらず、未だに銀のネット(輸入と輸出を差し引く)にしては輸入国です。私からしてみると、中国が輸入を必要としていること自体が驚くべきことです。

2011年に中国政府は、ベースメタルにおける国外依存を無くすために、鉱業界を奨励したのでした。中国が、過去4年間10.4%という急激な成長を遂げている際、2011年に建設業界の需要から、メタルと鉱石の需要が9.3%増加し、この業界も急激に成長したのです。中国は、米国に次ぐ工業製品の消費国です。そのために、賢明なビジネスが行なうように、より安い、より生産性の高い調達方法を求めたのです。

そして、コストを削減するために、鉱山と鉱石精錬分野に投資をしたのでした。このために、トムソン・ロイターGFMSの銀専門機関のレポートによると、中国の銅、鉛、亜鉛の鉱山は、2011年にその生産量を平均的に57%増加させたとのことです。これは銀にとっては顕著なことです。それは、銀の世界の供給量の71%は、他の鉱石の副産物として産出されるためです。しかも、中国においてこの数値は、95%となっています。

そのために論理的には、ベースメタルの産出量が増加すれば、中国国内の銀の産出量も増加したはずなのです。

米国地質学調査によると、中国の直接の銀の鉱山産出量は、2011年から2012年に100トン増加したとのことです。2013年4月の銀の減少量は、約48トンほどです。もちろん、これは供給増加分の50%ではあります。しかし、トムソン・ロイターGFMSが、Yingのオペレーションが2012年半ばに工場を拡張し、その生産許容量を25%増加させ、MincoSilvercorpといった他の銀専門鉱山も年間産出量を170トン以上増量することに成功したとレポートするように、鉱山の産出量は継続的に増加しているのです。

米国地質学調査においては、2011年の終わりに、中国はペルーに次ぎ、世界5番目の規模の銀準備を保有していると予測しています。そのため、この国が銀を他国に頼る必要が無いのは理解できるはずです。

それにも関わらず、インフレとその成長率から、中国は巨大な消費国です。それは、工業、電気、宝飾品業界において成長を続けることに限らず、個人投資家向けの分野においても。2011年に、中国のネット購入量は、銀貨と銀地金の世界の総量の8%を占めています。中国の庶民が現物地金を購入することが可能となったのは2009年7月と最近であることを考えると、驚くべき量と言えるでしょう。

CPMグループのコモディティアナリストであるMu Li氏によると、中国は、実際2013年4月に550万オンスという量の銀を輸入しており、この量は一晩で消えてなくなる量ではありません。そのため、中国が継続して反映を続ける限り、価値のあるものの需要は高まり、多くの製品の部品として使われ、宝飾品でもあり、投資方法の一つでもある銀が、中国の人々にとって、その輝きを失うことは近い将来には無いことは確かなことでしょう。

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Miguel Perez-Santallaは、世界最大のオンライン金現物投資サービスを提供するブリオンボールトの米国市場開発責任者である。個人投資家の代弁者であり、メディアのコメンティターやセミナーのスピーカーとしても活躍。現職に至る前に、米国の主要コインディーラーや国際的規模の精錬会社、Heraeusで勤め、貴金属業界に30年以上従事した経験を持つ。

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