金市場ニュース

中国の金購入が200トンに(2011年)

ブルームバーグによると、中国での金の購入量が1-2月に200トンに増加し、金相場の過去最高値更新の一因になったとの見方を、スイス最大の銀行UBSが示したとのこと。

これは、中国の人々がインフレに対する資産の防御手段として金購入を増やしたためとしている。

UBSの世界商品ストラテジスト、ピーター・ヒックソン氏は1日のブルームバーグとの電話インタビューで「ここ数カ月の金の状況に関して興味深いのは、中国が大口の買い手であるという点だ」と指摘。「年初以降、約200トンの金が中国に購入されたと推計している」と述べた。

ヒックソン氏は「明らかに金は魅力的だ。市場がインフレやアフリカの政情不安を懸念すればするほど、安全性の高い投資先として金に注目する人が増える」とし、金相場は向こう半年以内に1オンス当たり1500ドルに上昇する可能性があるとの見方を示した。

金価格は3月2日に史上最高値であるトロイオンスあたり1439ドルを記録している。なお、昨年一年間では、金価格は30%上昇している。

先月発表された、ワールド・ゴールド・カウンシルが発表した最新金需要レポートによると、中国の2010年年間金需要は投資において179.9トン、宝飾品において399.7トンで合計579.6トンであった。

このようなことから、今年の総需要量の増加が十分に予測されることとなる。

一方、ロイター通信が伝えたところによると、中国国家外為管理局の易綱局長は先月26日、北京大学で講演し、中国が世界のコモディティー市場に外貨準備の多くを振り向けることは不可能との見解を示した。そうした行為は、中国経済が依存している原材料価格を押し上げるだけだと説明した。

局長はまた、先進国による金融緩和で、2兆8500億ドルに上る中国の外貨準備のリターンが低下していると述べている。

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