世界金需要が減少(第2四半期)-ワールド・ゴールド・カウンシル最新レポート
本日発表された、ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)の最新レポートによると、今年第2四半期の世界の金需要は、990トンとなり、2011年同期の1065.8トンから7%減少したことが明らかになった。これは、2年ぶりの低水準。
しかし、ドル建ての金需要額は、金価格の上昇から、前年同期比1%の減少のみの512億ドル。
このレポートにおいて、この主要因はインドの需要の落ち込みとしている。第2四半期のインドでの金投資と宝飾品需要は、181.3トンに減少し、前年同期比38%減となった。
これに対し、WGCの投資部門のマネージング・ダィレクターのマーカス・グラブ氏は、ダウ・ジョーンズのインタビューで、「インドの需要の落ち込みの最大の原因は、インド・ルピーの下落によって、現地の金価格が割高になり続けたことにある。」と指摘している。ルピー建て金価格は、今年に入り史上最高値を更新し続けている。
また、インド政府が、金輸入への関税を倍増するなどの金取引に対する規制及びそれによる市場の混乱が、同四半期に「影響が残った。」ともしている。
このレポートでは、中国経済がスローダウンしていることによるの需要の落ち込みも、要因の一つとしている。中国の第2四半期の金投資と宝飾品需要は、前年比7.5%減の144.9トンとなっている。
それに対し、各国中銀による購入は、157.5トンと過去最高を記録したことも明らかになっている。カザフスタン、フィリピン、ロシア、ウクライナの中央銀行が、同期間に金を購入している。
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