上海黄金交易所(SGE)で旧正月を目前に記録的出来高
ロイターにおいて、旧正月を目前に上海黄金交易所(SGE)で、4日水曜日に記録的な出来高が見られたことが伝えられている。
スタンダードバンク東京支店長の池水雄一氏がブルースレポートで伝えたところによると、SGEの年初二日間の金取引の出来高は、前年比58%増で、12月のSGEにおける取引量は231トンと前年同月の143トンからも大きく増加しているとのこと。
また、中国のトレーダーや銀行当局の話によると、旧正月を控え金の需要を予想した中国の銀行が金を購入すること計画しているために、中国国内の金のプレミアムが上昇しているとのこと。
2012年1月23日から祝日となる旧正月において、金を購入することは縁起が良いことと伝統的に考えられている。10年前に金市場が開放されて以来、宝飾品、投資などの金の需要が、中国においては7倍と急劇に伸びている。
ロイターは、「旧正月を前に、中国の銀行が金購入のビッド(入札)を入れている。」というシンガポールのトレーダーのコメントを伝えている。
また、「上海における高いプレミアムは、旧正月を前にして、季節要因の需要が原因である。」と中国の銀行当局がコメントしていることも伝えられている。
2011年1月においては、ロンドンの卸売り価格との差である、上海における金のプレミアムが、トロイオンスあたり3ドルとなった。
ワールドゴールドカウンシルがまとめたデータによると、中国の一般投資家の金の需要は、2010年第一四半期に前年度比、48%増となった。
しかし、「今年の旧正月の需要はこのレベルにはならないであろう。それは、市場の流動性が問題だ。」とJinrui FuturesのアナリストであるHou Xinqiang氏はロイターにコメントしている。
中国の中央銀行である人民銀行は、2011年に銀行の預金準備率を6度引き上げている。しかし、人民銀行は、昨年12月に3年ぶりにこの率を引き下げた。そして、2012年1月第一週に、予定されていた貸し出し基準の引き締めを7月まで延期することを決定している。
中国においては、インフレ率を差し引いた実質金利が、継続してマイナスであることからも、インフレヘッジ目的の金購入への需要は引き続き高いものがある。
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