ロシア中銀が世界で最も多く金準備を増量
過去10年間に公的機関が金を積み増した量としては、ロシアが最も多かったことが、本日ブルームバーグが伝えている。
国際通貨基金(IMF)によると、ロシアの中央銀行は、過去約10年間に570トンの金を積み増したとのこと。これは、第2位の中国と比較して25%増。
「ロシアがより多くの金を保有することで、何らかの一大異変がユーロ、ポンド、米国ドルなどの準備通貨に起きた際に、自国の主権を守ることができる。」と、プーチン大統領の統一ロシア党の下院議員であるEvgeny Fedorov氏ブルームバーグに語っている。
「プーチン大統領の金に対する方策は、プーチンの資源ナショナリズムと相容れる。」とスタンダードバンク・ロンドンの新興国市場のリサーチ主任のTim Ash氏もコメントしている。
しかし、ここにおける公的機関の金購入量の記録は、必ずしも正確なものとはいえない。それは、中国の公的機関の金購入量は、長年にわたり中国政府当局によって、全容が明らかにされていないためだ。中国人民銀行の金準備高が公表されたのは、2009年が最後となっている。中国公的機関の金購入は、中国外為規制当局によって行われ、それはIMFへは報告されていない。
ロシアの金準備は、ロシアの中央銀行とGOKHRANと呼ばれている財務省下のロシア国家貴金属・宝石備蓄機関で保管されている。
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