ポールソンファンドとソロスファンドが金を買い増す(2012年4月~6月)
米証券取引委員会(SEC)登録ファンドの運用資産開示情報によると、資産家で著名投資家のジョージ・ソロス氏とジョン・ポールソン氏のファンドが、2012年4月から6月の間に、金上場投信信託(ETF)を買い増していたことが明らかになった。
この開示情報によると、ソロス・ファンド・マネジメントは、金上場投信信託の最大規模の「SPDRゴールドトラスト」の持分を、前四半期と比較して2倍以上に増やし、6月30日時点で88万4400口(重量換算2.75トン)とした。また、ポールソン&カンパニーは、26%増やし2180万口(重量換算67.92トン)としている。
ポールソンファンドは、2011年6月30日時点で97.97トンという、ヘッジファンドとしては突出した大量の金ETFを購入保有していた。しかし、2011年7月から9月期に34.92トンを売却し、2011年10月から12月期に9.21トンを売却していた。これは、同ファンド保有株式の損失を補うため。
ポールソンファンドは、世界第3位の米国のヘッジファンド。同社は、サブプライムローンの危機を予見し、クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)で大きな収益を上げたことでも有名である。そして、近年は、金鉱株、金ETFの運用で実績を伸ばしてきていた。
しかし、2011年にバンク・オブ・アメリカ株や中国株で巨額損失を計上し、保有金ETFの売却が行われたために、同ファンドの動向は注目されていた。
ちなみに、この第2四半期において、SPDRゴールドトラストの持ち高は、7.1トン減少し、1279.5トンとなっている。そして、この間金価格は、四半期では2008年第3四半期以来最大の下げの-3.8%となっている。
なお、SPDRゴールドトラストの今週火曜日の持ち高は、1258.1トン。
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