ニュースレター(26/11/10) 金価格1356ドル
週間市場ウォッチ
本日ロンドンにおけるドル建て金価格は、世界の株式市場と工業用コモディティ価格が値を下げる中、今週初めの上げ2.1%を失う下げとなり、現時点でトロイオンスあたり1356ドルとなっています。
銀価格も、昨日の米国感謝祭で本日も休暇をとる会社が多い中、アジアのトレーダーが「非常に静かで、売買の少ない一日」と言い表した本日金曜日に3%下げました。
アイルランドの財政再建策が発表される中、同様に財政問題を抱えるスペインの国債の価格は下がり、10年物の利回りはドイツと比較しても記録的なレベルまで押し上げられ、ユーロ建て金価格は、今週の上げ3.3%を保っています。
本日のアジアの時間帯の金価格の下げは、中国の利上げが再度今晩にも行われるとの噂が市場に広まったことからであろうとスタンダードバンク東京支店長の池水雄一氏は述べています。
本日中国財政省が実施した3ヶ月物手形入札は、応札額が売却予定額に達っせず、また中国輸出入銀行の1年再入札も予定額に至らず、中国人民銀行の金融の引き締めを受けた流動性の縮小を反映しました。
今週23日の金価格の大きな上げは、北朝鮮による韓国延坪島への砲撃に市場が反応したもので、「有事の金」が証明されることなりました。また、欧州においてはEUおよびIMFへ金融支援を申請したアイルランドの国内の政治環境が、同日野党シンフェイン党がカウエン首相に対する不信任動議を提出するなどして悪化したためさらに金価格を押し上げることとなりました。
その後、24日に発表された米国経済指標である、新規失業保険申請数2008年以来の低水準であったこと、10月の個人消費支出(PCE)が前月比0.4%増と4カ月連続で増加、11月のロイター・ミシガン大学消費者マインド指数は71.6と5カ月ぶりの高水準であったため、米株式相場が大幅に反発し、金も多少価格を下げることとなりました。
BullionVaultニュース
先週、弊社リサーチ主任エィドリアン・アッシュは、シルバーインスティチューションの会議に出席するために、ニューヨークを訪問していました。その際、数々の米国経済ニュースおよび経済関連ウェブサイトにおいて、金および銀の市場専門家としてインタビューを受けました。この、概要は来週弊社ウェブサイトへ掲載されることとなりますが、これらの番組(英文)は下記のリンクをお使いいただくとご覧いただけます。
- Kitcoニュース「なぜ銀が値を上げているのか」
- CNBC「中国が金底値を支える?」
- TheStreet-経済専門主要米国ウェブサイト
また、弊社市場分析ページに、今週も丸紅研究所代表柴田明夫氏の「コモディティ価格の調整は一時的」の記事が掲載されました。
また、昨今著しく伸びている銀需要を分析予想した英国金属調査会社(GFMS)の中間レポートを、スタンダードバンク東京支店長の池水雄一氏が「GFMS Interim Silver Market Review」でまとめています。この記事も掲載されましたので、よろしければご覧ください。
同市場分析ページの金市場の需要/供給ニュース欄には、「銀貨および銀地金の販売量急増」の記事が掲載されました。
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