ニュースレター(19/11/10) 金価格1353ドル
週間市場ウォッチ
本日ロンドンにおける金価格は、中国人民銀行(中央銀行)が、預金準備率を29日から0.5%引き上げることが発表されると下落し、その後1344ドルから1354ドルのレンジで推移しています。
本日は、また連邦準備理事会の(FRB)のバーナンキ議長がフランクフルトの欧州中央銀行の会合で講演し、「国際社会にとっては、大規模かつ持続的な経常収支の不均衡が続かないよう効率的に点検する新たな国際通貨体制を構築することが望ましい。こうしたシステムが実現しないなら、世界各国は、世界経済の安定と繁栄を維持するために必要な不均衡の是正を実現する集団責任を背負っていることを認識しなければならない。」と述べました。
その上で、インドのルピーが11%上げ、輸出の拡大から外貨準備高もまた伸びていることを図表で示し、それに対して同図表上で、中国における外貨準備率は2.5兆ドルとなっているにもかかわらず、人民元がほとんど変化していないことも指摘しました。
欧州においては、アイルランド債務問題の支援策と引き換えに、フランスとドイツが、欧州でも最低の税率であるアイルランドの法人税引き上げを要求していることから、ユーロが外国為替市場で4日ぶりに値を下げています。
今週は、先のアイルランド債務問題の解決策が見出されない中、ユーロが売られドルが買われ、金を含む商品が売られていました。
16日には、CMEグループが先週の銀先物証拠金引き上げに続き、金、銀、プラチナ、パラジウムの先物証拠金を引き上げ、先週ほどではありませんが、金相場にも多少影響を与えました。
また、17日に発表された米国経済指標である、米国10月住宅着工件数および消費者物価指数は事前予想を下回り、米連邦準備理事会(FRB) の追加量的緩和策を後押しする形となり、ドル売り再開の兆候が見られ、これも一時的に相場に影響を与えました。
BullionVaultニュース
今週は、弊社市場分析ページに、日本のコモディティ市場専門家として、市場分析記事を様々な主要経済誌に執筆している、丸紅研究所代表柴田明夫氏の「コモディティ価格全面高の先」の記事が掲載されました。よろしければ、下記のリンクでご覧ください。
また、弊社市場分析ページでお馴染みのスタンダードバンク東京支店長の池水雄一氏の「パラジウム市場の見通し(2)」が、先週掲載された記事の後編として掲載されました。この記事も下記のリンクでご覧いただけます。
今週は金および銀市場関連のレポートが数々発表されました。それぞれ、弊社市場分析ページの金市場の需要/供給ニュース欄でご覧いただけます。
- 「2011年の銀価格を30ドルと予想ーGFMS(英国金属調査会社)」 http://bit.ly/crfp49
- 「第3四半期(7-9月)の世界の金需要が前年比12%増(WGC)」 http://bit.ly/bpxmx2
- 「ポールソン氏金投資継続(7-9月)」 http://bit.ly/aIRt9n
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