金市場ニュース

ニュースレター(30/03/2012)1662.50ドル

週間市場ウォッチ

本日金価格は、ロンドンPM Fixが1662.50ドルと先週金曜日ロンドンPM Fix価格とほぼ同水準の1.5ドルの下げとなりました。

週明け月曜日は、バーナンキFRB議長が、全国企業エコノミスト協会での講演で、「米国失業率が改善するためには、経済がより早いペースで成長する必要があるとし、そのためには継続した金融政策によって支援されるべきだ」と述べ、追加金融緩和(QE3)への期待が再燃することとなりました。そのため、株価と共に金価格が上げることとなりました。

また、その後行われたドラギECB総裁のスピーチにおいては、ECBによる流動性供給策3年物オペレーション(LTRO)が投資家心理の回復につながった後も、ユーロ圏各国政府は「断固たる措置」をとり続けるべきだとの見解を示し、また独メルケル首相が昨日初めて暫定的組織欧州金融安定基金(EFSF)と恒久的組織欧州安定化メカニズム (ESM)を平行稼動させる案を容認すると明言したことに対し、「欧州安定化メカニズム(ESM)の発効に向けて前進しており、資本の払い込みが加速して 当初予定よりも早期に十分な融資能力に達するだろう」との見方を示しました。

先の独メルケル首相が、これまで否定してきた欧州債務危機への強化策を支持するという姿勢は、市場へ安心感を与えるものとなります。

27日は、トロイオンスあたり1700ドルを試しましたが越えることなく、終日1680どるから1695ドルの狭いレンジで推移することとなりました。

28日は前日1700ドルを超えることがなかったことと、第1四半期末が迫っていることもあり、利益確定の売りで金は価格を下げることとなりました。また、インドで先々週発表された金の関税引き上げに抗議して、先週多くの宝飾店が店を閉めている中、インドの経済相がこの決定を取り消さないと述べたことが伝えられたことも、売りを進めることになった模様です。

29日は、S&Pのソブリン格付け責任者、モーリッツ・クレーマー氏が、ギリシャが再び債務再編を余儀なくされる可能性が高いとし、その場合は救済に関わった欧州各国政府なども巻き込まれる可能性があるとの見方を示したために、第1四半期末を控える中、売りが先行する市場となりました。

本日30日は、週半ばからの市場の動きを周到し、1661ドルから1671ドルの狭いレンジで推移することとなりました。

BullionVaultニュース

今週弊社リサーチ主任エィドリアン・アッシュが、米国経済サイトThe Streetにおいて、インド政府の金への関税にボイコットしている宝飾店の状況、ポルトガルとスペインの債務危機が金価格へ与える影響についてインタビューを受けています。このインタビュー(英語)は、下記のリンクでお聞きいただけます。

http://www.thestreet.com/video/11475285/indian-boycott-still-impacting-…

また、先週弊社においてスペイン語サイトが立ち上げられたことが、スペインの主要経済新聞サイトで取り上げられました。これらのサイトの英語翻訳版は、下記のリンクでご覧いただけます。

今週の市場分析ページには、下記の記事が掲載されました。

また、今週の主要経済指標の結果と解説は、下記のリンクでご覧いただけます。

なお、今週の市場を日本語で解説しているビデオ及びその内容は、下記のリンクでご覧いただけます。

http://goo.gl/gkvj5

また、弊社リサーチ研究員のベン・トレィノアの金市場のまとめ(英語)はこちらでご覧いただけます。

http://goldnews.bullionvault.com/gold-review-video-03302012

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ホワイトハウス佐藤敦子は、オンライン金地金取引・所有サービスを一般投資家へ提供する、世界でも有数の英国企業ブリオンボールトの日本市場の責任者であると共に、市場分析ページの記事執筆および編集を担当。 現職以前には、英国大手金融ソフトウェア会社の日本支社で、マーケティングマネージャーとして、金融派生商品取引のためのフロント及びバックオフィスソフトウェアのセールス及びマーケティングを統括。

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