ニュースレター(22/07/2011)金価格1628.50ドル
週間市場ウォッチ
本日金価格は、ロンドンPM FIXがトロイオンスあたり1628.50ドルと先週より1.6%上げ、ロンドンPM FIX価格の史上最高値を更新しました。
本日発表された米国第2四半期GDPは、+1.3%と事前予想+1.6%を下回る低レベルであったことから、米国経済が予想以上に大きく減速していると市場は判断し、ドル、株式が売られ金が代われることとなりました。
また、その後発表された米国経済指標の7月シカゴ購買部協会景気指数は58.8と、前回61.1と事前予想60.2を下回り、7月ミシガン大消費者信頼感指数・確報値は63.7と、前回71.5と事前予想64.1を下回ったことからも、さらにドルが売り込まれ、金価格が上昇することとなりました。
本日午前中の金価格は、昨日米国共和党ベイナー議長が提示した案の採決が見送られたことから、その後の動きを静観し、1612ドルから1618ドルレンジで推移していました。
本日ロンドン時間16時前にオバマ大統領の演説が始まり、下院における採決に向けて努力することを議会に呼びかけています。
今週は、米国債務上限引き上げ期限である8月2日を目前にして行われている米国与野党協議に注目が集まっていました。
まず、週明けには週末の米国における債務上限引き上げの話し合いがまとまらなかったことから、米国のデフォルト、国債格下げを憂慮した市場において、ドルが売られ金がトロイオンスあたり1620ドルまで上昇しました。また同日米国先物取引所運営会社CMEグループは、米国債先物の証拠金を25日の取引終了時点より引き上げると発表しました。
同日米国格付け会社ムーディーズがギリシャのソブリン格付けを3段階引き下げ、デフォルト(債務不履行)とみなされる格付けよりも一段階高い水準である「Ca」としました。これによりムーディーズは、ギリシャ債は事実上100%の確率でデフォルトになるという見通しを示したことになります。
その後、27日にショイブレドイツ財務相が、ユーロ圏の債務危機は終わっておらず、さらなる規律が必要であるとの見解を明らかにし、、ユーロ圏で財政難に陥っている国を支援する基金、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)に対してドイツが「白紙手形」を切ることはないと強調したことをウォールストリートジャーナルが伝え、ユーロ圏へ懸念が高まり、ユーロが売られた模様です。
同日米国格付け会社S&Pは、ギリシャ国債格付けを「CCC」から「CC」へ引き下げ、前週合意されたギリシャ第2次支援策は「選択的デフォル ト」につながると認識を示しました。また、28日米国格付け会社ムーディーズは、キプロス国債の格付けを投資不適格債(ジャンク債)まで2段階の水準へ引き下げました。
本日29日には、米国格付け会社ムーディーズは、スペインの格付け「Aa2」を引き下げ方向で見直すと発表しました。
今週、米国債務上限引き上げおよびユーロ圏ソブリンリスク問題以外では、26日インド中銀が主要金利を50ベーシスポイント(bp)引き上げました。事前予想は25ベーシスポイントでしたが、同国6月の卸売物価指数は前年比9.44%と高いインフレを示していました。
BullionVaultニュース
今週もまた、金価格が史上最高値を更新する中、弊社は数々のメディアで取り上げられました。
まず、25日に掲載されたサンデータイムズの「金価格の見通し」の記事で、ブリオンボールトの顧客が先週月曜日一日で3百万ポンド(約3.9億円)相当の金を購入したことが伝えられています。この記事全文(英語)は、購読者である場合こちらでご覧いただけます。https://www.thetimes.co.uk/article/gold-the-great-debate-l922vlgfqvq
また、ブリオンボールトのリサーチ主任エィドリアン・アッシュのコメントが28日のテレグラフオンラインの「なぜ米国債務上限引き上げ期限である来週に金価格が下げるのか」で取り上げられました。記事全文(英語)はこちらでご覧いただけます。https://www.telegraph.co.uk/opinion/
さらに先週木曜日には、日本経済新聞においても、ブリオンボールトのリサーチ主任エィドリアン・アッシュのフォーブへ掲載された記事「ギリシャの債務不履行が恐れられる理由 背後に巨大なCDS残高 」が、掲載されました。記事全文はこちらでご覧いただけます。https://www.nikkei.com/business/
今週弊社市場分析ページには、下記の記事が掲載されました。
- エィドリアン・アッシュによる「金地金一本=米国の平均的住宅価格」
- ドットコモディティ株式会社コモディティ・アナリストの吉田哲氏による「米債務残高上限と金価格」
なお、今週の主要経済指標の結果と来週予定される主要経済指標のリストは下記のリンクでご覧いただけます。
本日は、9月23日に東京で行われるコモディティ・フェスティバルのお知らせをいたします。これは、コモディティ市場分析などで活躍されている、ワールドゴールドカウンシル日韓代表の豊島逸夫様、スタンダードバンク東京支店長の池水雄一様などがゲストで参加され、一般投資家、プロ、メディア、関係者が一堂に会するコモディティ大交流会です。
私も関係者としてこの会に参加いたします。すでに一般の方々の受け付け申し込みが始まっておりますので、よろしければ、下記のリンクでご覧ください。当日会場でお会いできるのを楽しみにしております。
****************************
金の購入または銀の購入をお考えですか。英国女王賞を受賞したオンライン金取引において世界一の実績を持つ、BullionVaultをお試しください。
BullionVaultでは、弊社サービスをご紹介いただいた方へ成功報酬をお支払いする、アフェリエイト・プログラムをご用意しています。ご興味がありましたら、こちらをご覧ください。




