ニュースレター(2012/05/18)1589.50ドル
週間市場ウォッチ
本日金価格は、ロンドンPM Fix価格がトロイオンスあたり1589.50ドルと先週金曜日のPM Fix価格より0.4%上げています。
週明け月曜日は、金価格は株式市場と共に再び大きく下げることとなりました。これは、先々週末のギリシャ総選挙結果から行われてきた連立協議が難航する中、連立政権樹立は難しく、再選挙が避けられないという判断で市場が動き始めたためです。また、再選挙が行われた場合、前回第二党となった急進左派連合が第一党となる可能性が高いことから、EU及びIMFと合意した緊縮財政案が拒否され、EU脱退の可能性も高くなってきたため、市場がリスクオフモードとなったためです。
火曜日ロンドン時間にギリシャ連立協議が物別れし再選挙となることを大統領が確認したことから、ギリシャの破綻の懸念も浮上し、他の資産同様に金も売られることとなりました。
水曜日は、前日に引き続きギリシャ情勢、またそれがユーロ圏全体に及ぼす影響を懸念し、株式市場とともに金価格は落としていましたが、連邦公開市場委員会(FOMC)の4月24日と25日の議事録が公開され、追加量的緩和を(必要であれば)肯定するメンバーの数が増えたことが明らかとなり、ニューヨーク時間外で金価格は上げることとなりました。
木曜日は、FOMC議事録の結果を受け、ファンドによる買戻しが起こり、スポット価格で36ドルほど金価格は急騰することとなりました。これは、先物市場でこの数週間価格が下がることを予想したショート(空売り)のポジションが増加していたところ、価格が上昇したために、ストップロスの買戻しが入り急騰した模様です。
また、同日発表された米国5月フィラデルフィア連銀の景況指数が大幅に予想を下回り、量的緩和への期待が膨らんだことも、上げの要因となったようです。
本日金曜日も引き続き金価格は上昇し、ロンドン時間には最高1956ドルまで上げることとなりました。
市場ニュース
- 中国人民銀行が12日に商業銀行の預金準備率を0.5%ポイント下げたこと。
- 米国格付け会社ムーディーズが、イタリアの銀行26行、サンタンデールを含むスペインの16行を格下げしたこと。
- スペインのリセッション(景気後退)入りが確認されたこと。
- ワールドゴールドカウンシルが最新レポートを発表し、第一四半期の金需要において前期同様に、中国がインドを越えたことが明らかになったこと。
BullionVaultニュース
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今週のの市場分析ページには、下記の記事が掲載されました。
- 弊社代表取締役ポール・タスティンによる「JPモーガンの損失を機に提案すること」
- スタンダードバンク東京支店長池水雄一氏の「金の実用的価値」
また、今週の主要経済指標の結果と解説は、下記のリンクでご覧いただけます。
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