ニュースレター(2012年9月7日)1728ドル
週間市場ウォッチ
今週金曜日の金価格は、PM Fix価格がトロイオンスあたり1728ドルと、先週金曜日の同価格から4.8%の上げとなっています。
今週金価格は、欧州中央銀行の金融政策と米国FRBの金融政策の期待によって、大きく動くこととなりました。
それでは、今週一週間を振り返ってみましょう。
週明け月曜日は、米国がレイバー・デーで休場の中、欧州中央銀行のドラギ総裁の「期間3年程度までのスペインなどの南欧国債を購入することは可能」というコメントを好感し、緩やかに上げることとなりました。また、中国の製造業PMIの悪化などから、中国政府による金融緩和政策の期待の高まりも価格を押し上げた模様です。
火曜日は、米国8月ISM製造業の結果が、2009年7月以来の低い数値となったことから、量的緩和の期待が高まり、金価格はトロイオンスあたり1700ドル近くまで上昇することとなりました。
水曜日は、翌日の欧州中央銀行による金融政策発表を待つ中、狭いレンジで価格は動くこととなりました。
木曜日は、市場注目の欧州中央銀行の金融政策発表が行われ、政策金利は0.75%に据え置かれ、新たな国債買い入れプログラム(Outright Monetary Transaction: OMT)についての詳細が明らかとなりました。これは、市場は好感し、株式市場が上げると共に金価格は上昇しました。この詳細は、下記の通りになります。
- 欧州中央銀行が債務危機に陥っている国の、1年から3年と償還期間が短い国債を無制限で購入する。
- このOMTによるサポートを受けるためには、その政府は緊急支援同様に要請をしなければならない。
- それと引き換えに緊縮財政による債務削減を約束しなければならない。
- これが実行されない場合は、欧州中央銀行はこのサポートを取りやめ、この国の国債を売却することとなる。
- OMTを通じて供給された流動性は完全に不胎化される。
その後、米国発表の経済指標が予想を上回るものであったため、FRBによる量的緩和への期待が後退し、金価格は戻すこととなりました。
金曜日に行われた市場注目の非農業部門雇用者数は、9.1万人と市場予想の12.2万人を大幅に下回ったことから、FRBによる追加量的緩和の期待が俄然高まり、金価格は、トロイオンスあたり30ドルほど急騰することになりました。
その他の市場ニュース
- 米格付け会社ムーディーズが、欧州連合(EU)の格付け見通しを「ネガティブ」と引き下げたこと。
- 景気刺激策として、中国発展改革委員会が、1兆元を上回るインフラ整備プロジェクトを承認したこと。
ブリオンボールトニュース
今週、ブリオンボールトの代表取締役ポール・タスティンの世界の金市場で利用される金価格と計算方法に関する解説が、スペインの金・銀投資を含む主要経済サイト「Oro y Finanzas」で取り上げられました。記事全文(スペイン語)は、下記のリンクでご覧いただけます。
http://www.oroyfinanzas.com/2012/09/como-calcula-precio-oro/
翻訳サイトで英文へ翻訳されたものは、下記のリンクでご覧いただけます。
http://www.microsofttranslator.com/bv.aspx?from=es&to=en&a=http%3A%2F%2…
また、金価格が大きく動いた今週、弊社リサーチ主任のエィドリアン・アッシュのコメントが数々の主要メディアで取り上げられました。
- 英国主要日刊紙「ディリー・テレグラフ」の貴金属専門コンサルタント会社が、金価格が年末までにトロイオンスあたり1800ドルとなることを予想 したレポート。記事全文(英語)は下記でご覧いただけます。http://blogs.telegraph.co.uk/finance/ianmcowie/100019819/gold-hits-five…
- 米国経済サイトThe Street.comで、インタビューを受け、欧州中央銀行の債券購入プログラムが金価格を押し上げる背景について解説しています。このインタビュー(英語)は、こちらでご覧いただけます。http://www.thestreet.com/video/11687623/ecb-bond-buying-gooses-gold.html
- 米国経済インタビューサイトのTalk Digital Networkの「This Week in Money」の番組で、金本位制、追加量的緩和、欧州債務危機などに関してインタビューを受けています。このインタビュー(英語)は、25:40まで早送りをしてお聞きいただけます。http://talkdigitalnetwork.com/2012/09/this-week-in-money-47/
今週市場分析ページには、下記の記事が掲載されました。
- はじめての金読本の「純金積立の買い方とは(1)」
- ブリオンボールトリサーチ部門の「中央銀行が2012年に493トンの金を購入することを予想」と「金投資の需要が2012年に史上最高水準へ達する」
また、今週の主要経済指標の結果と解説は、下記のリンクでご覧いただけます。
なお、今週の市場を日本語で解説しているビデオは、下記のリンクでご覧いただけます。
*****************
金の購入または銀の購入をお考えですか。英国女王賞を受賞したオンライン金取引において世界一の実績を持つ、BullionVaultをお試しください。
BullionVaultでは、弊社サービスをご紹介いただいた方へ成功報酬をお支払いする、アフェリエイト・プログラムをご用意しています。ご興味がありましたら、こちらをご覧ください。




