ニュースレター(2012年9月14日)1775.50ドル
週間市場ウォッチ
今週金曜日の金価格は、PM Fix価格がトロイオンスあたり1775.50ドルと、前週同価格から2.7%の上げとなっています。
今週月曜日は、今週後半の重大イベントFOMCと、水曜日12日のドイツ連邦憲法裁判所の欧州安定メカニズムの合憲性に関する判決待つ中、先週金曜日の上げの利益確定の売りから緩やかに下げることとなりました。
火曜日は、米格付け会社ムーディーズが、米予算協議で債務対国内総生産(GDP)比率の低下トレンドが示されない場合、来年格付けを1段階引き下げる可能性を示唆したことにより、ドルが売られ、金は一時上げることとなりましたが、12日と13日に控えるイベント待ちで戻すこととなりました。
水曜日は、ロンドン時間早朝にドイツ連邦憲法裁判所が、一定条件下で欧州安定メカニズム(ESM)と欧州財政協定の批准を認める判断を下したため、金価格は上げたものの、その後利益確定売りなどで戻すこととなりました。この一定条件とは、ESMに対するドイツ負担金を1900億ユーロに抑えること。また、これを超える場合は下院による事前承認が必要というものです。
木曜日は市場注目のFOMCの金融政策発表が行われ、追加金融緩和(QE3)が発表されました。その内容は市場の予想をはるかに上回るものであったために、これを受けて、金価格はトロイオンスあたり45ドルほど急騰することとなりました。この発表の要旨は下記のようになります。
- 住宅ローン担保証券(MBS)を月額400億ドル買い上げ、インフレが抑制されている限り、労働市場の見通しが大幅に改善するまで資産買い入れを継続する「オープンエンド」型に。
- 異例の低金利0~0.25%を維持する時間軸を2015年半ばまでとし、従来の2014年終盤から延長。
先の緩和内容は、資産買い入れを直接経済動向に結びつけるというこれまでにない措置で、購入対象をMBSに限定し、住宅市場を改善し、それによる景気回復で雇用状況改善を目指すものとなっています。
その他の市場ニュース
- 南アフリカのプラチナ鉱山で8月にスト参加の労働者に警察が発砲して34人が死亡した事件を受け、全国の鉱山で労働者の抗議行動が拡大の様相を見せたこと。
- 中国の香港からの金の輸入が、7月に約76トンと前年比2倍となったことが、香港政府によって発表される貿易統計で明らかとなったこと。
ブリオンボールトニュース
今週ブリオンボールトは、先週末のサンデータイムズの投資欄で、金現物を提供している会社として紹介されました。この記事は、サンデータイムズの購読者の方は、下記のリンクでご覧いただけます。
今週市場分析ページには、下記の記事が掲載されました。
- 弊社リサーチ主任エィドリアン・アッシュの「ドイツがなぜドラギECB総裁を信じられないのか」
- スタンダードバンク東京支店長の「COMEX Gold」
- はじめての金読本の「純金積立の買い方とは(2)」
また、今週の主要経済指標の結果と解説は、下記のリンクでご覧いただけます。
なお、今週の市場を日本語で解説しているビデオは、下記のリンクでご覧いただけます。
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